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目標に対して正対する

本文は、ベースボールクリニックに掲載した内容です。(2007年2月号)
目標に対して真っすぐ立つ
目標に対して真っすぐ立つ

足を閉じた場合と足を開いた場合のそれぞれで、肩に長い棒を担いで目標に対して正対して立ってみてください(足元は見ないように)。

目標に対して正確に真っすぐ立てているでしょうか? 写真のように、体の向きがずれてしまう選手が意外に多いのではないかと思います。

体は正対していても足が揃っていなかったり、足が揃っていても体がずれた方向を向いていたり、選手によっては、様々なずれ方をしているかもしれません。
ずれている悪い例
ズレがないか確認する
真っすぐ立つという非常に単純な動作でも、一人一人微妙なクセがあるものです。
まずは目標に対して正確に正対して立つことを意識してみてください。
それができるようになるだけでも正確なプレーの習得につながっていきます。

体の軸

体の中心に軸がある
○ 体の中心に軸が真っすぐある

次に、体の軸に着目してください。この写真では、両足の中心に軸があり、真っすぐになっています。

しかし、下の2枚の写真では、軸の位置が体の中心からずれたり、軸が傾いたりしています。このような形のズレにも注意しましょう。

左か右に軸がずれている
× 左か右に軸がずれている
体の軸が傾いている
× 体の軸が傾いている
「姿勢を真っすぐに」ということは一見簡単そうで、軽視されがちなのですが、これができている選手と、そうでない選手では、日々の練習による技術の伸びに、年月とともに大きな差となって現れます。
次ページではより実戦に近い形での応用について説明します。
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