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成長期のトレーニング

● 小学生の体への負荷について
皆さんご承知のとおり、小学生はゴールデンエイジと言われ、敏捷性やバランス感覚など、運動能力が著しく発達する年代です。

一方、成長期の体に大きな負荷をかけるトレーニングは、ひざ、腰、肩、ひじなどを痛める危険があるため、おすすめできません。

もちろん、小学生の段階では、全体の技術レベルがそれほど高くないため、多少フォームが悪くても、トレーニングによってパフォーマンスが上がれば、手っ取り早く試合に勝てるようにはなります。

しかし、高い負荷をかけるトレーニングによってパフォーマンスが上がると、障害のリスクも上がります。

小学生でも野球をしている以上、バットを振ったり、ボールを投げたり、走ったり、打球に飛びついたり、といった負荷のかかる動作は必ず行います。

それが体の限界を超え続けると、痛める箇所が出てくるのですが、そこを見極めるにはどうしたらいいのでしょうか?

株式会社スポーツプログラムス代表 比佐氏によると、自分でコントロールできて柔らかく動ける間は大丈夫だが、疲れてきて負荷をコントロールできなくなると、衝撃が直接かかってくるために故障につながるそうです。

こうなる前にやめる
こうなる前にやめましょう
腕立て伏せの例 ひざをつけたり、腰をつけたり、選手の筋力に応じて負荷を軽減してあげましょう。
例えば、腕立て伏せをするのであれば、いっぱいいっぱいになる前に、リズムよく軽快にできる範囲の回数にとどめましょう。

回数を増やしたい場合は、朝・昼・晩に分けるなど、しっかり時間を空けて、完全に筋肉が回復してから行いましょう。

また、筋力に余裕のある子はいいのですが、無理をせず、ひざをつけたり、腰をつけるなど、その子にあった形で負荷を軽くして行いましょう。

筋力が大きく成長するのは、中学生の後半から高校生以降の、身長の伸びが止まってからです。

本格的なトレーニングは、それからで十分です。

それまでは負荷をかける場合でも、自分の体重の範囲内にとどめ、無理は禁物です。

比佐氏は「スポーツの怪我は自分の体に感じる自分のシグナルを感知できるかどうかだと思っています。強要された時にも冷静にその後の展望を判断できるのが怪我の予防になります。」とおっしゃっています。

子供には感知するのは難しいかもしれませんし、感知してもそれを主張できないかもしれません。

周囲の大人が協力して、小さな動きの変化にも敏感になることが重要でしょう。

◆ 関連ページ
子どもの成長に合わせたトレーニング - 小・中・高 年代別のおススメの練習を解説

● 重すぎるバットは腰を痛める原因に
(小学生の場合)

最後まで振り切ることはいいことです。思いっきりのいいスイングは、例え空振りしたとしても、気持ちがいいものです。

オーバースイング バットの重さに耐えられず、バランスを崩すと腰を痛めてしまう。
しかし、バットが重すぎて、自分でコントロールしきれずに、バットの重さに負けて腰が回りすぎてしまうと、腰を痛める(腰椎分離症)危険性があります。

(柔軟性が高く、軽いバットを振る時でも同じような形で振り切れる場合は問題ありません。軽いバットを振る時と大きくスイングが異なる「バットに振られてしまう」場合は要注意です。)

成長期の体には、重すぎるバットは故障の危険があるだけでなく、スイングのバランスが崩れて悪いクセをつけてしまう可能性もあります。

成長期は、速いスイングよりバランスの良い正しいスイングを身につけることに重点を置く方がよいでしょう。
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