楽しいからこそ育つ・・・

「野球は楽しいスポーツ」のはずなのに
いつしか知らぬ間に「苦しさを乗り越えるための競技」へ
移行してしまった。

子どもが楽しむために、あるいは
子どもが学ぶためのスポーツの場なのに

大人が「子どものために」という武器をかざし
自分の居場所を作り、勝ち負けを競い
一喜一憂してしまっている。

子どもが主役であること
純粋なスポーツであること
そして楽しむこと

この原点に帰ることはできないだろうか?

「元気がない」
「集中しない」
「やる気がない」

この原因の大半は、大人にあり
チームの指導方針や、考え方に何か問題がある・・・

仮に違ったとしても、そう考えた方が
良い方向に流れて行く。

楽しいのだから、声は自然に出てしまう。
楽しいのだから、集中する。
楽しいのだから、生き生き見える。

その姿こそ、大人が「幸せ」を感じる子どもの姿だと思う。

大人に原因があるのに

「声を出せ!」
「集中しろ!」
「やる気を出せ!」

と怒っている姿は、異常な光景に映ってしまう。

子どもが元気でいてくれることに
「感謝」を忘れてはいないだろうか?

今回のキャンプを支えてくれたスタッフの皆さんは
そこを理解してくれているので、

「みんなで楽しみましょう!」

そう言って至らぬ私を支えてくれている。

その献身的な姿こそ、毎年キャンプを支えてくれた
南三陸町の方々への恩返しだと思う。

素晴らしい仲間に、感謝します。

3 thoughts on “楽しいからこそ育つ・・・

  1. 大船渡 菅原

    本当にスタッフの皆様、講師先生の皆様お世話になりました。

    ありがとうございました。

    息子は一言『俺、歩くのが真っ直ぐになったような気がする、スーッと歩ける!』

    参加した甲斐がありました。
    もう1人のソックリな子は来年また参加すると、もう言っています。

    このサマーキャンプは不思議な空間だと思います。

    私は三回目の参加になりました。
    毎年バージョンアップしているのにはとても感心をしました。

    ある保育園の先生の言葉です。

    子供達はわかっているです!
    いつも子供達は一斉に園庭にあそびに出ますがいつも数分するとある子の周りに集まるんですよ!

    それは、楽しそうに遊んでいる子です。

    楽しそうに最高の笑顔でいる子の周りに自然に集団ができるそうです。

    なので私達が心掛けるのは、

    あの指導者はどうだ!
    とか
    あの指導者のやり方はおかしい!
    ではなくて、どうやれば楽しく出来るかを探し出し

    自分が楽しんでしまう事だと思います。

    私は佐藤さんのアドバイスで、乗りきりました。

    でも、また『お試し』がやってきますが、それさへも楽しんでしまえ窶シ

    なんて、思うようにしています。

    益々変人になってきたような気がします(^-^)/

  2. MFT佐藤

    菅原さん

    大変な状況の中のご参加、そしてご協力に感謝します。
    震災後、初めて菅原さんと再会し、そしてお話を聞き
    以前の菅原さんとは、イメージが変わりました。

    もともと体は大きい方ですが(笑)
    言葉で表現するのは難しいのですが
    生意気ですみませんが、良い力の抜け方で
    「大きさ」を感じ取りました。

    私も成長したいと、常々「自分磨き」をテーマに掲げていますが
    菅原さんは、かなり磨かれました。

    今後とも、私達の活動になくてはならない方ですので
    ご協力宜しくお願いします。

  3. 中島

    こんにちはいつも楽しみに、心痛く(?)読んでいます。

    キャンプでは大変お世話になりました。中島です。
    講師の方々、スタッフの方々、大変有意義な時間ありがとうございました。
    終わってからも参加した子ども達の笑顔が忘れられません。
    スタッフの方々の心配りも大変印象に残っています。

    今まで見てきた野球は
    子ども達が好きでやっている野球なのに、当の本人たちは怒られ、
    萎縮しながらやっている野球を数多く見ました。

    あるチームは子ども達のため、といいながら、試合に負けたからといって
    『お前にエースの資格はない』といって背番号を球場で剥ぎ取った指導者。

    またあるチームは『負けたのはなんでだ!!』と叫びながらお前達のやる気が感じられない。
    といって昼も食べさせず、ずっと走らせていた指導者。。。。

    指導者ばかりか味方のはずの親まで『ゴロ打てー!フライを上げるなー!』
    相手がエラーすると『ワーッ!!と歓声を上げ拍手』
    試合が終われば、『何で打てないんだ。』『何であそこで投げない』と結果論。
    そこに子ども達の笑顔はありません。

    どれもこれもすごい光景でした。
    好きだった野球が重荷になり、やめていった子どもも多々います。

    今回のキャンプの子どもたちの表情とは大違いです。

    子ども達が自分から輪に溶け込み自然にでた、行動、一言は子どもたちの成長を感じました。
    怒鳴らなくても指導はできるんだと実感しました。

    これから、NPO少年野球研究所の活躍が楽しみです。
    自分もコツコツと勉強させてもらいます。

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