昔と今の考え方・・・

30代の頃・・・

初めてアメリカの「ベースボール」を肌で感じた時
プロも、子どもも「ダラダラ」していて
「悪」の印象が強かった記憶があります。

日本の「野球」は教育が行き届いていて
一糸乱れず、チーム一丸となって
妥協を許さず、頑張り続けることが「善」の教えでした。

50代になり・・・

そのイメージとは全く異なり
「運動能力」や「本能」という観点においては
ベースボールの凄さに、ただただ脱帽です。

高校野球を見ていると
一般的に評価されているのは「キビキビ」とした動きで
その一生懸命さや、一糸乱れぬ行動に
「高校生らしさ」や、「爽やかさ」を感じます。

しかし・・・

型通りの野球は
「伸びしろ」が少ないのでは?

そう感じるようになり
自分自身に疑問を投げかけています。

「本当にそれが正しいのか?」
「錯覚していないだろうか?」

自分で考えて行動しているのか?
怒られないように行動しているのか?

相手と戦っているのか?
自分のチームの監督と戦っているのか?

怒られないように
迷惑をかけないようには
とても大切なことですが
この「差」は、運動能力に影響を与えます。

野球の技術論がどうのこうのではなく
「環境」と「教育」の設定をどうするのか?

環境と運動能力は繋がっていることだけは
間違いありません。

これからも、答え探しが続きます・・・(^^;)

6 thoughts on “昔と今の考え方・・・

  1. YUHZOH

    いつもありがとうございます。
    佐藤さんのブログからはいつも多くのことを考える「きっかけ」を与えて頂き
    とても感謝をしております。

    >「環境」と「教育」の設定をどうするのか?

    私は「環境」と「教育」の設定=前提条件はなにか
    とかんじています。

    お互いのロジックがどんなに正しくても、前提条件(いわゆる是非論)が異なればいつまでも平行線が続くのでは?と

    子ども達自身が「これは自分にとって大切だ」「こうなりたい」と思って自分で決断し行動できるようにサポートしたいと思っていますが、
    それすら自分の「思い込み」や「価値観のおしつけ」ではないのか?
    と自問自答の日々が続いています。

    話は変わりますが
    先日「行動心理学」につて講義を受けてきました。
    簡単なレポートがまとまったら研究所宛に送りますね!!

  2. 佐藤洋 投稿作成者

    YUHZOHさん

    コメントありがとうございます。
    これからも「楽しく」自問自答して行きましょう!

    レポート、楽しみにしています♪

  3. yama

    いつも拝見させて戴いております。
    以前、アメリカのアーバンユースアカデミーの高校球児の皆さんと日本高校球児との親善試合を観戦しました。
    防具や、ランナーコーチの動きや選手の表情に至るまで、いつも観ている日本高校球児たちとは違う物でした。
    正しく「ベースボール」と感じました。
    いつも観る高校野球とは一風違う光景に初めは違和感もありましたが、
    観ているうちに、観戦者がほのぼのする気持ちになる試合でした。
    アメリカの球児たちと日本の球児たちの野球をする環境の違いを感じた試合でした。
    日本の球児たちは礼儀も正しく素晴らしい選手も多いですが、
    学童野球の頃から怒鳴られ叩かれ蹴られ‥‥やらされて‥‥という選手も多いはず。
    果たしてそういう環境の中で育つ球児の心の成長ってと思うことは多いです。
    一番は子供が野球をすることが楽しいと思える環境を大人が作ることだと思うのですが。
    野球は好きだけど楽しくないと野球から離れていく子供がいることが残念ですし、
    そんな気持ちにさせている環境を作っているのは大人です。
    礼儀、勝ち負け、技術向上も大事ですが、まず子供たちが野球が大好き!楽しい!と思えることの方がもっと大事だと思います。

  4. ゴルゴ38

    初投稿です。

    アメリカと日本の指導の違い・・・1番の違いは答えをすぐに教えない事でしょうか。どうしたら出来るようになるのかを本人に考えさせて、何かしらの返答があるまで見てるだけ。必ずQ&AスタイルでAをすぐに出さない。授業でも単語が分からなくて聞くと、決まって「辞書があなたの1番の友達だよ」と・・・

    指導者主導型ではなく子供主導型。

    だいぶ寄り道をしながら答えを出しますが、自分で考えて試して得たものなので忘れないし、自分だけの感覚ずっと残ります。自己流バンザイの世界(笑)

    ちなみに部活は期間が長い競技でも年間たったの3ヶ月程度です。残りの9ヶ月は違う競技をする人がほとんどなので、自然と色んな体の動かし方を覚えるのも強みですね。日本も春はサッカー、夏は野球、秋はゴルフ、冬はスキーと色んな競技が出来る環境になると面白いですけど・・・

    本能を鍛えるにはもってこいの環境ですよね!1つの競技の活動期間も短ければ弱点を克服させるよりも、長所を伸ばす方が得策ですし、いい意味でヒントをあげておしまい。

    アメリカ式と日本式をミックスさせて出来れば理想ではないかと思います。

  5. 佐藤洋 投稿作成者

    yamaさん

    楽しい・好き・・・
    そう思えたら、人は向上心を持つはずです♪
    大人も子どもも同じですよね。
    それを大人は知っているはずなのに
    子どもに当てはめようとしないのは、なぜなんでしょう?
    勝ち負けは、人を狂わせてしまいます。
    恋愛と似ています(笑)

  6. 佐藤洋 投稿作成者

    ゴルゴ38さん

    初コメありがとうございます・・・m(_ _)m
    日本式・アメリカ式の両方を知っておくと
    とても視野が広がると思います。
    ご自身で経験したのであればなおさらです。
    私の理想も、まったく同じです(笑)

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