昔のことを思い出しました(^^;)


どこの家にもあった木彫りの熊

昔・・・
アメリカ・ロサンゼルスに子供たちを連れて行ったサマーキャンプ!
頭の中にフッと思い出した光景があります。

日本の子供たちとアメリカの子供たちの親善試合・・・

アメリカチームを指揮したのはアメリカのプロOB選手!
試合後の出来事でした。

「大変な失敗を犯してしまった」

理由は、一人の選手を試合に出すのを忘れてしまったから!
詳しく聞いてみると

「せっかくグランドに来た選手を試合に出さなかった」
「子供を傷つけてしまった」

そう言って当事者の子供に謝っていました。

「子供は野球をplayしに来たのに・・・」

その姿は罪悪感でいっぱいでした。

「子供が主役」

日本では勝利優先主義のチームが多く
残念ながら子供が主役になりきっていません。

様々な大人の理由がそこには存在します。
指導者の勝利優先もあれば
親の采配批判もあります。

「せっかく勝ってたのに、あの子をなぜ使うの?」
「なぜ交代させたの?させなかったの?」
「あそこであのサインはないでしょ?」

酷いケースでは

「あいつは俺の言う事を聞かないから試合に出さない!」
そんな指導者も現実にいます。

子供はなぜ早起きしてグランドに来るのでしょう?
決してベンチに座りに来ているわけではありません。

少年野球はあくまで「全員野球」を目指すべきです。

子供たちは大人より純粋です。
そして壊れやすいのです。

「親に心配をかけたくないから・・・」
「親に感謝してるから・・・」

そんな気持ちにさせて
仕方なくグランドに足を運ばせてるとしたら?

「野球を嫌いにさせる」

大人の罪は重いと思います。

6 thoughts on “昔のことを思い出しました(^^;)

  1. とんきち

    こんにちは。

    木彫りの熊は 家にもあります  しかも3体 いつの間にか増えます。

    試合に出れない 出してもらえない・・

    子供は みんなと野球がしたいのです。

    練習試合は 全員出場 その中で 試合に勝つ 
     その位に なってもらいたいのは 親バカでしょうか

    出られない子供は 何を思い 何を感じるでしょうか?

    出られなかった思い出を持っている大人の方もいるでしょう

    いつの間にか 楽しい思い出が増えていく・小学中学野球生活で、あってほしいと思います。

  2. 小学校3年生のお父さん

    このコメントを見て涙が出そうになりました。
    未経験で昨年5月から野球を始めた小学3年生の息子は本当に一生懸命練習に励み続けました、でも1軍のレギュラーの壁は厚くいつも控え選手。本人曰く2軍に入れて貰えればフルで試合にも出れる機会もあったのでしょうが、練習試合でさへ1ポイントの代打ばかりで1試合に2回打席にたてた事が、年間数十試合のうち、2軍に落ちかけた練習試合でたった1度だけでした。気が弱く不器用な息子ですから当然代打では結果が残せずファーボールか三振。それでも最後の公式戦に結果を出そうと親子で頑張って、打撃練習の時間を増やしやっと公式戦初安打。でもその試合でさへ2打席目は回ってきませんでした。決勝戦以外は大差での勝ちで、素人が見ても代打、交代守備につかせて結果が変わる試合ではな無かったのに、とうとうその1打席以外はランコーのみで、その後一度も出場の機会はありませんでした。
    息子の実力が伴わなかったのが最大の原因ですが、2軍でも無い1軍の補欠という中途半端な位置の為、フル出場は2軍での練習試合一試合だけに終わった息子の心が折れ「もういいわ辞める」と言った一言に、もうそのチームで頑張れとは言えませんでした。
    今はもう一度、息子が野球をやりたいと言ってくれる日が来る事を祈りながら、楽しい思い出を作れるチームを探したいと思います。

  3. 夢太郎

    こんばんは 夢太郎です。

    今回のコメントを読ませていただいて 腹が立って しかたがありませんでした。

    野球を楽しんで頑張って来た わずか3年生の子供が野球を嫌いになってしまったなんて…!あまりにも残念です。
    高校生位になれば話しは別ですが、まだまだ小さな子供ではないですか…!

    多くのチームに活動の目的は…?と問えば、ほとんどのチームが「絶対的勝利主義」とは言わず「青少年健全育成」だと答えるはずです。
    だとしたら野球の技術に関係なく出来る限り全員に同じ経験をさせるべきです。
    もちろん入ったばかりの子供にもピッチャーやキャッチャーをさせろ と言う事ではありません。

    いつも試合の流れがほぼ決まってからの お決まりの代打などでは 本当に試合をしたと言えるのでしょうか?

    スタメンの緊張感を味わって初めて試合をした充実感を味わえるのではないでしょうか!

    そして当たり前のように試合に出ている子供にこそ本当はランコーやボールボーイなどの経験をさせる必要があるのではないでしょうか!

    目先の勝利しか見えずに 子供達の未来を見ようとしない指導者達は 少年野球界から 消え去ってもらいたい思いです。

    子供達の将来の事を真剣に考えてくれている指導者の方もたくさんいるはずです。

    子供達にそんな素晴らしい出会いがある事を 心から願っています。

  4. MFT佐藤

    とんきちさん
    小学校3年生のお父さん
    夢太郎さん

    コメントありがとうございます。
    このブログは少年野球に関わる方々が、自身が置かれた現状を把握し
    「気付き」と「勇気」を与えるきっかけとなることができることを願い
    「きっかけ作り」というタイトルをつけました。

    なぜ気がつかないのか?
    なぜ自分を変えようとしないのか?

    完璧な人など存在しません。
    みんな未熟です。
    だから全ての人が学ぶ必要があるのです!

    しかし、子供の心を傷つけていることに気がつかない人!
    反省できない人は、教える立場には立たない方が幸せです。

    細心の注意を払っても、どんなに言葉を選んでも
    それでも私たちは知らず知らずのうちに子供を傷つけています。

    今回の小学校3年生のお子さんの件は本当に許せません。
    傷ついた心が癒されますように!
    そして素晴らしい「人との出会い」がありますように!
    強く願っています。

    「子供のために・・・」

    そう巧みな言葉を使って傷つけてしまっているのです。
    いい加減やめませんか?

  5. 不良おやじ。

    「もういいわ辞める」とても重い言葉ですね。
    お子さんはこの言葉で、何を学んだでしょうか?
    「もういいわ辞める」この言葉をお子さんに言わせた責任は指導者はもちろんですが、それ以上に親の責任はありませんでしたか?
    >気が弱く不器用な息子ですから・・・・
    これは社会人になった時に大きなハンデになりうる事ですよね。
    私は小年野球を3年間やりました。1勝もあげる事ができない弱小チームでしたが、少年野球から連帯責任を教えてもらいました。
    そして先輩から体力の違い、ずるさ、要領を学びました。

    当時、親がかけてくれた言葉は今でも忘れません。
    「お前は野球下手くそだなぁ、好きじゃなきゃ続かねーよな!お前唄なら負ける気しないだろ?歌手になったら!」

    試合に出て学ぶ事、試合を支えて学ぶ事、努力してもすべてが報われるわけではない事、世の中にはえこひいきや差別がある事、みんな同じじゃない事、得意不得意がある事、こんな自分でも親は認めていてくれる事。

    すべての経験が社会人になった時、自力となりました。

    「もういいわ辞める」子供にこの言葉を言わせたら
    子供に携わった大人は全員、大人として失格だと思います。

    2軍じゃなかった、ヒットを打った、親子でがんばった、
    代打の難しさ、ランコーやらせたら誰にも負けない
    褒めるところは沢山あるじゃないですか。

    と、私は考えます。

  6. MFT佐藤

    不良おやじさん

    厳しいようで、暖かいコメントありがとうございます。

    「気が弱く不器用な息子」と表現されていましたが
    お会いした事がないので何とも言えない部分です。
    ご謙遜された部分もあるかもしれません。
    もし本当にそうであれば
    スポーツを通じて打ち破って欲しいですね。
    私が気になったところは
    「一生懸命練習し続けた」という点で
    これも確認はできませんが
    「楽しかったのかなぁー」
    「苦しくなかったかなぁー」と気になりました。

    野球の練習は小学生であるならば特に
    「物足りないなぁーと思う程度で良いと思います。

    いずれ高校で「毎日毎日」の時が来るわけですから
    この年代は努力し続けることによって

    筋肉の細胞を破壊し続けることになります。

    心と体のバランスは繊細です。
    どれだけ偉い先生でも解明はされないでしょう!
    「結果を出そうとして追い込まれてなかったか」
    「結果はどうでもいいから楽しもうよ」

    もし同じ運動量だとしても
    その差は歴然としています。

    まだ小学校3年生です!
    大きな傷となってしまったかもしれませんが
    今後の「素敵な出会い」によって
    プラスの方向に導かれるように願っています。

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