日別アーカイブ: 2009年3月14日

遠投!

「小学生の遠投はどのくらい投げたら良いですか?」

そんな質問を受けました(^^;)
正解はありません。
しかし・・・

「小学生に遠投は必要なし」が私の持論です。

年齢的にもバランス良く立てません。
骨や筋肉も出来上がっていません。

右投げの場合であれば
まっすぐに右足で3秒立って、フィニッシュで3秒左足で立つ!
この動作で充分です。
距離も短くて構いません。
体力に合わせて自然に投げれるようになります。
焦らなくても大丈夫!

体・心・技がクリアになっている子供であれば別ですが
そんな子供はそういるものではありません。

残念ながら「地肩」はオギャ~ッと生まれ時に決まっています。
肩の強い子供は学校のソフトボール投げで遠くに投げれます。

小学生で遠くまで投げれない子供が
中・高校で物凄く投げれるようにはなりません。

ボールのスピードが速くなったり
走力が突然変化する事はあります。
しかし「地肩」だけは・・・

ただし、障害予防のための強化、柔軟性は絶対に必要です。
そのためにインナーマッスルを鍛えます。

良く練習で「ここまで投げろ」と言って遠投させます。
その子の投げ方はバラバラ!

体は開くし・・
外側に倒れるし・・
首は傾くし・・
肩のラインは入り過ぎるし・・

これでは壊す為にやっているようなものです(^^;)

首を外側に大きく振るように指導している方がいますが
その必要はまったくありません。
意識しなくてもそうなるし、一瞬の話であって
投げた後はすぐに正面に顔が戻ってきます。

肘の外旋も同じ!
意識しなくても勝手に外に向いていきます。
意識させてはいけない動作です。

話はそれましたが結論!

「小学生に遠投は必要ありません!」

「バランス」と「すばしっこさ」を育てる時期です。