日別アーカイブ: 2011年7月6日

人の気持ちを知る努力・・・

松本龍前復興担当相が東日本大震災の被災地での問題発言で
引責辞任しました。

「知恵を出したところは助け、知恵を出さないところは助けない!」

「九州の人間だから東北の何市がどこの県か分からん!」

「県でコンセンサスを得ろよ。
 そうしないとわれわれは何もしないぞ。
 ちゃんとやれ!」

「お客さんが来るときは、自分が入ってからお客さんを呼べ。
 長幼の序が分かっている自衛隊ならやるぞ!」

「今の言葉はオフレコだ。書いたらその社は終わりだ!」

これが密室で、親しい間柄での会話であるならば
本音と捉えることも可能ですが
カメラが回っている公の場で
どんな意味合いがあっての発言なのでしょう?

国を動かすような優秀な人間だからこそ
大臣に任命されたはず。

しかし、どんなに優秀な人材であっても
人の気持ちがわからないと、
「口は災いの元」になってしまいます。

ほとんどの国民は、松本龍前復興担当相の発言を聞き
不快な想いをしたと思います。

今回の発言と言葉は違っていても
少年野球の世界でも同じような怒鳴り声が
当たり前のように、グランドで飛び交っているチームがあります。

テレビカメラが回っていても
同じように怒鳴り散らすことができるのであれば
それはその人の指導方法なのかもしれません。

カメラが回ると、普段とは人が変わったように
優しくなったりする人は、ただただ未熟なだけです。

本物の指導とは、カメラが回っていようがいまいが
何ら変わることはありません。

本当はみんな気がついています。
恥ずかしいことだと知っています。

ただ「イライラ」が全て人の心を狂わせます。

「イライラは最大の敵」

この最大の敵に打ち勝つ事ができないと
子どもを育てたり導いたりするべく
少年野球の指導者には向かないと思います。