日別アーカイブ: 2011年12月21日

子ども達の本能

全国で行われれる野球教室で感じることがある。
そこに集まった子供たちは、本当に教えてほしくて集まってきたのか?

大人に行けと言われて集まったのではないか?
本当は行きたくないのに、大人の都合で行かされたのではないか?

そんな子ども達が「聞く姿勢が悪い」
「元気がない」と怒られては、たまったものではない。

そういう事情の子ども達に、いかに意識を高める内容にするか?
いかに子どもの心をひきつけるかが腕の見せ所であって
子ども達を責めることは、危険が多いと思う。

「元気がない」「意識しろ」「集中しろ」の言葉には
疑問を感じてしまう。

もちろん、そんな状況であっても「聞く姿勢」を身に着ける必要はある。
「礼儀を重んずる」ことも大切なことだ。

ただそれが出来るのは一握りの子ども達・・・
やはり指導者の役割は大きい。

「根っこ」を考えてみよう!

子ども達が野球を始めた理由はなんだろうか?

私は「野球がうまくなりたい」
その気持ちが大きいと思う。

根っこの部分は
「試合で勝ちたい」と思って野球を始めたわけではない。

野球が楽しそうだから
野球が好きだから

勝つことを目的に野球を始めたのではなく
野球が上手くなりたいと始めた純粋な心を
大切に育てるべきではないだろうか。

勝っても学び
負けても学び

負ける確率が高いのだから
負けの中から学ぶ数が圧倒的に多い。

勝って、勝って、勝ち続けるのは無理に等しい。
負けて、負けて、負け続けたとしても
最後に「ひとつ」勝つだけで、素晴らしい人生だ!