月別アーカイブ: 2012年4月

姿勢を正して・・・


骨盤が寝ている姿勢
 

「このバッターは、打ちそうだなぁ~」

野球経験がない人でも、その雰囲気は伝わるものです。
どこからその空気が伝わってくるかと言えば
それは、「構え」です。

日本のスタイルは、突っ立って構える選手が多く
アメリカやキューバなどは、前にかがむようなスタイルです。

どちらが良いとか悪いと言うのではなく
それは習慣や、文化によって異なってきます。

ただ、骨盤の寝ている子どもが増えてきています。
日本では「へっぴり腰」という表現が
わかりやすいかもしれません。


骨盤を立てている姿勢
 

野球だけではなく、スポーツに共通して言えることは
下半身の大きな筋肉を、うまく使えるかどうか…

ボールを捕る際に、「腰が高い」とか
「グローブを下から出せ」と注意されていますが
なかなか改善されない理由は

「姿勢が悪い」からです。

この姿勢を変えて行かなければ
故障にもつながってくるので

細かい技術よりも先に教える必要があるのは
この「骨盤を立てる」ことです。

「姿勢」と「構え」は、心・体・技のすべてにつながっています。

それを望むなら・・・

子どもを、不平不満を言う子に育てたければ
親も子どもの前で、どんどん不平不満を言えば良い。

子どもを、我慢強くない子に育てたければ
親も我慢せず、投げやりになれば良い。

子どもを、人を傷つける子に育てたければ
親も、どんどん子どもを責めたてれば良い。

監督が悪い。
コーチが悪い。
先生が悪い。
世の中が悪い。

采配が悪い。
指導力がない。
あの子がエラーしたから。
あの子が打たれたから。
あの子を使ったから。

なんでボール球を振るんだ!
しっかり投げろよ!
何やってんだ!

マイナスな言葉をどんどん言えば、
良い子に育つ。

マイナスな言葉で怒鳴っていれば
素晴らしい選手に育つ。

そう思っているから
そうしているんですよね?

気をつけたい言葉…(^^;)

ふだん何気なく使っている言葉。
言葉には魂が宿っていると、日本古来からの言い伝えがあります。

「言霊」

私も「言葉」を使って、人を傷つけた経験は少なくありません。
言ってしまって、「言わなきゃ良かった」と後悔した経験は
誰しもが持っているのかもしれません。

プラスの言葉を発しようと思いつつも
愚痴や不平不満の言葉をついつい使ってしまい

「よ~し!今日から!」

と再出発するものの
また同じ失敗を繰り返す毎日。

人前で話す仕事でありながら
実は信じて貰えませんが、人前で話すのは苦手な私。
一言多いと、身内から注意されてばかりいます。

成功しない人には、口癖があるそうです。

「でも」
「だって」
「どうせ」

3Dと言われる言葉を、私も随分と使ってきました。

「よ~し!今日から!」

またまた、再出発したいと思います。
私がこの言葉を発したら、聞いた方は
まずは初心者レベルなので、イエローカードを突き付けてください。

もれなく使った理由を
「だって~」と説明させていただきます…(^^:)

治らないかも…

そんなに責めてどうするの?


明治生命のCM「たったひとつの たからもの」より

なぜ打てないの?
なぜ捕れないの?

チャンスだったのに・・・
あなたの責任で負けたのよ・・・
スクールに通わせてるのに・・・
わかってるの?

叱りつけてばかりで
そんなに責めてどうするの?

それは教育ですか?
躾なの?
子どもの能力を潰したいの?

励ましてあげれば?
誉めてあげれば?
認めてあげれば?

三振したって
エラーしたって
それがどうしたの?

プロ野球選手だって、三振します。
エラーだってします。

大人が変わることによって
子どもが成長したケースは
たくさんあるのに・・・

それでも我慢できませんか?

私の話を聞いて
「わかりました」と答えました。

次に出た言葉は
「いつまで我慢すればいいですか?」

守ってあげたくても、守れません。

子どもが産まれる前は
元気であればそれでいい・・・
と思ったでしょ?

産まれた時は
無事に産まれて喜んだでしょ?
感謝したでしょ?

早く立てって言いましたか?
早く歩けって言いましたか?

大人の「欲」が子どもの成長に
影響を及ぼします。

気づきますように・・・(祈)

野球の神様・・・☆

昨日はお誘いをいただき、高校野球を観戦してきました。

「卒業生」の、元気そうなユニホーム姿を見て
それだけで幸せ気分を味わいました。

スタメンではない、その選手の姿を追っていると
ベンチにいながら、守備につく仲間にグローブを渡したり
キャッチャー道具を付けるのを手伝ったり
一生懸命に気配りする姿に、目を細めました。
イニングの合間のグランド整備も、手が良く動いています。

その姿を見て、安心しました。

試合の後半に緊迫した場面で、代打出場。
見事にヒットを打ち、見事な走塁と
勢いのあるスライディング!
守備についたあとも、仲間に声を掛けていました。

「野球の神様はいるなぁ~」

結果が出た方が良いのかもしれませんが
仮に結果が出なくても、その「姿勢」に
目を向けるのがアマチュアスポーツです。

試合に出るとか
背番号をもらえるとか
普通はそこを目指すのかもしれませんが
私はその「人間の本質」を見る教育を受けてきました。

「野球は人間がやるスポーツ」

高校最後の夏までもうすぐ!
ひとつ上を目指すのは楽しいよ!

やってみる価値あり。
応援してるよ、シュンヤ!