日別アーカイブ: 2012年9月13日

線引きは難しいが・・・(^^;)

学校から保護者あてに送られてくる「お便り」は
きめ細かく、先生方の

「万が一がないように…」

その配慮は、本当にありがたいと思います。

しかし、私のようなタイプの偏屈者は
一応すべてに目を通す作業はするものの

「本当に必要な部分」という視点から見ると
保護者からクレームがあった場合の

「その紙に、書いてあります」と言う
保険の匂いがプンプンします。

電気製品などの取扱説明書を見ると
すべて読み切れないほどの注意書き。

「企業を守るため」には、避けて通れない道で
常識だと言われればそれまでなのですが
「書いてある」と言う発想が、気になるところです。

学校や教育の現場が、この発想だと
親も、子どもも「考える」という作業をしなくなります。

「言われたことしかやらない」
「想像力がない」
「観察力がない」

自分で考えれば簡単なことであっても
なかなか答えを出すことができなくなります。

小さなことの積み重ねが
今の現状を生んでいるとすれば

今までやってきたことは「良かれ」と思って
積み重ねてきた常識が、「合っていない」と言う事。

解らなかったら聞けば良い。
しかし、最終的な判断は

「自分で決める」

そこがポイントであり
失敗の矢印が「先生」に向けば
クレームとなってしまう。

先生も育たない。
親も育たない。
生徒も育たない。

全て説明したり、与えるのではなく
「自分で考える割り合い」を生活の中で
増やす必要があると思います。

私は、スクールやレッスンに来た子ども達に
「どうだい?」と聞きます。

ある子どもは、言葉に詰まり黙り込み
ある子どもは、「何がですか?」と言い
ある子どもは、状況を察し、バッティングの調子や
試合での出来事を報告してくれます。

「どうだい?」

に答えはありません。
何でも考えて、自由に答えれば良いのですが
子ども達にとってな「難題」だそうです(笑)

最近、スマートフォンに変えました。
今までと違い「説明書」にあまり多くのことが
書かれていないので、わからないことだらけで
悪戦苦闘しています(^^;)

聞いたり、調べたり…
結果的には、その方が「覚える」と
自分に言い聞かせているのですが
これも遠い道のりになりそうです。