日別アーカイブ: 2014年8月25日

美学を考える・・・

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夏の「甲子園」が幕を閉じました。
勝ち抜いたチームは、エースが連投、連投で

「何百球を投げ抜いた!!!」

と、美学としてマスコミが取り上げていますが
アメリカの関係者は「一種の体罰」と報じています。

プロ野球ドラフト候補の投手が、早い段階で敗退すると
プロ関係者は、ほっと胸をなでおろします。

「故障しないように」

高野連でも準決勝前に一日休日を与えたり
専門医との連携をとったりと、工夫はされていますが
それでも決して十分な策とは言えません。

昔に比べると、エースの負担を軽減するように
継投でゲームを作る学校が増えてきましたが
「エースと心中」と称し、それが美学と信じている野球ファンも
多く存在します。

タイブレークなどの新たなルール作りも検討されたり
投手の学年別投球制限など、選手を守るための改革案の多くは
現場の声は、圧倒的に「反対」のようです。

理由は「それじゃ、勝てないから!」

言葉は悪いですが、チームが勝つためなら

「選手が犠牲になっても仕方がない」
と言っているように聞こえてしまいます。

連投している投手を見るたびに
故障しないように、祈ってしまいます。