みなさん、ウォーミングアップって、何のために行うか知っていますか?
「そんなの知っているよ。練習前に体をほぐすためだよ。」
「走って、ストレッチやって、キャッチボールやって、練習の準備をしてるんだよ」
「体温を高めて、柔軟性を高めて、練習中の故障を防ぐためだよ。」
「これから練習をするぞって、自分の気持ちを高めるためだよ。」
人によって、いろんな考えがあると思います。
全て正解です。
でも、本当にすごい選手は、もうひとつ先のことを考えています。
その答えはあとで教えます。その前にちょっと話を聞いてください。
みなさん、試合のときは、ドキドキしますよね。
中には、緊張しすぎて、練習どおりプレーができない人もいるかもしれません。
でも、活躍している君は、きっと試合の方が練習の時より、速い球が投げられたり、普段より遠くに打球を飛ばせたりしているかもしれません。
大切な試合で気合が入って、普段よりもすごい力を発揮できちゃったりした経験、あるんじゃないですか?
でも、実はそこに落とし穴もあるのです。
普段の練習以上の力が出せるということは、普段出していない筋力を使ったり、普段以上に大きく体を曲げたり回したりしているのです。
その分、ケガをする可能性も高くなっているのですよ。
ちょっとピンと来ないかな?
例をあげてみましょう。
普段100キロのボールしか投げられない人が、調子がすごく良くて、試合で110キロのボールをビュンビュン投げています。
そんなときに、ちょっとバランスを崩して突然変な形でボールをビュンと投げたとします。
すると、普段以上のスピードで腕を振っていますから、肩やひじは、悲鳴を上げてしまいます。
疲れがたまって、調子が悪いときにも、故障はしやすいのですが、反対に調子が良すぎる時も故障する可能性は高くなっているのです。
実は、ウォーミングアップを大切にしていると、試合の時に普段以上の力を発揮しても、故障しにくくなることができるのですよ。
ウォーミングアップのときに、普段は100キロしか投げられないけど、110キロのボールを投げても大丈夫なくらい、肩の柔軟性・体のバランス感覚を高めておこう、瞬発力を高めておこう、体の切れを高めておこう・・・
本当にすごい選手は、そんな気持ちで毎日のウォーミングアップを大切に行って、準備しています。
その積み重ねによって、少しずつ自分の能力を高めることもできますし、故障しにくい丈夫な体を作ることができます。
今日の練習から、早速こんな気持ちでウォーミングアップにていねいに取り組んでみませんか?
その積み重ねが、きっと数年後に花開くと思いますよ。
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