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意識する動き、無意識の動き

● 意識する動きだけに集中する
しなりのある投球動作無意識の動き

このコーナーの冒頭で紹介した映像です。

実に複雑な動きをしています。

片手を上げるという単純な動作でも、無意識に上体が傾く人もいれば、首が傾く人もいます。 片手を上げるという単純な動作でも、無意識に上体が傾く人もいれば、首が傾く人もいます。
全ての動きを意識して、考えすぎると動けなくなってしまいます。 全ての動きを意識して動かそうとすると投げられなくなります。
しかし、脳からの指令で意識して動かしている部分は、ホンの一部なのです。

例えば、手を上げるという動作も、意識していないのに、上体が傾く人もいれば、首が傾く人もいます。

「意識している動き」とは、脳からの指令で、筋肉に力を入れて意図的に動かしている動きです。

この、「意識している動き」にともない、「体の硬さ」「バランスをとる」「前の動きの反動」といったことが原因で自然に動いてしまうのが無意識の動きです。

たまたま同じ形で動いているとしても、「意図的な動き」か「無意識の動き」かの差は非常に大きいのです。

この無意識の動きまで、意識して動かそうとすると、動きは不安定になり、おかしくなってしまいます。

逆に言えば、意識しなくても、正しい動きが自然にできる選手が、上手な選手と言えます。

無意識な動きは、体の柔軟性や、その人の持つ動きの特徴などに左右されます。

ページ冒頭の複雑な動きの本質を見るために、体の回転や体重移動を省いた腕だけの動きを見てみましょう。

前半のしなる部分は力を抜いた無意識の動き、後半はボールを投げるために意識して力が入る動きになっています。

※もっと厳密に言えば、ボールを投げる後半の動きの最初は、伸ばされた筋肉が収縮する無意識の動きによって加速されています。そのため、良い投手は、リリースの瞬間まで力を抜いているという選手もいるくらいです。
意識しないしなりの動き
無意識の動き
体重移動、回転に伴い、ボールの重みで腕が後ろに遅れる。柔軟性が必要。
意識する動き
意識する動き
ボールを投げる時の意識する動き。
実際には、自然に前に腕が伸びていく。
「無意識の動き」がスムーズにできるためには、柔軟性が大切です。

次のページで柔軟性の大切さについて説明します。

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