関係者からの喜ばしい報告は、心が晴れ晴れしますが
逆のパターンも少なくありません。
「聞く話」は双方から聞く必要があります。
それぞれに言い分はあると思うのですが・・・(^^;)
怪我で休んでいる子どもが
「気合いが足りない」と監督から蹴られたそうです。
何でも、
「チームの気合いが足りないのはお前のせい」
と、言われたらしいのですが・・・
怪我をしてしまった子どもに対し
この叱咤激励?は
小学生に使う言葉なのか、ちょっと疑問です。
怪我を防げなかったのか?
兆候を見落としていなかったのか?
肩・肘を痛めるのは、全て指導者の責任ではありません。
指導者半分、選手半分です。
「成長痛」であれば、致し方ありません。
ただし、指導者の役割として
選手の異常を「見つける作業」
怪我の回復を「見守る作業」
選手の報告を「認める作業」
が必要です。
「痛み」がある以上
あるいは「痛い」と言っている以上
無理をさせることは出来ません。
確かに「気合い」の世界はありますが
子どもが、「痛み」を乗り越えるために
この魔法を使うのは、まだまだ先です。
一番早くても、高校3年生の最後の夏・・・
ここまで、この魔法は使ってはいけません。
指導者は、キャッチボールの大切さを伝え
少しでも良いフォームで投げられるように
勉強する必要があります。
レッスンに来る子ども達の多くが
「ボールの握り」を知らず
「真っ直ぐに」立てない子どもがほとんどです。
「気合い」より「基本」が先です。
子どもが動かないのは、「子どものせい」ではなく
何か動かない原因があります。
その原因の大半が
子どもの「やる気」を、大人が奪っています。
「自分磨き」は、他人に求めるものではなく
あくまで矢印は、常に自分を向いています。
そうしないと「あの手この手」が
引き出しから無くなってしまいます。