悲しい現実・・・

今日は悩んだ挙句の更新です。

昨日のレッスンで野球界の現状を目の当たりにしました。
私とは初対面の小学6年生!

残念ながら最初からまったく噛みあいません。
きちんと返事はするのですが、心はどこか遠くにあります。

ちょっと心配になったので、余計なこととは思いつつも
お母さんと話をしました。

そのお母さんの考えは

「野球をやっている以上、試合に出なくちゃ意味がない!
 試合に出れないなら何の為にやっているかわからない!」

だから教えて欲しい・・・(^^;)

私は
「子供が健康で、存在してくれていることに
 まず感謝じゃないですか?」と言うと

「そんなのは当たり前じゃないですかぁ~!
 そんな事はわかってますよ~!
 だって試合に出ないと意味ないじゃないですかぁ~!」

そんな会話の繰り返し・・・

厳しい現実です。

帰りにその子が笑顔で
「楽しかった!」
そう言った言葉に救われましたが
チームでは怒鳴られてばかり・・・

家での会話も、皆さんも想像できると思います。

気がついてくれることを
ひたすら祈るしかありません。

「どこの親だってそう思ってますよ!」

いやいや!

少なくても私の周りの大人たちは、気がついています。

13 thoughts on “悲しい現実・・・

  1. 野球道

    いつも興味深いブログ助かります。
    今回のブログ内容は、半数以上は現状だと思います。我が子が試合に出て、活躍?目立つ?事が前提で、周りにいる子供達を応援している状況だと思います。我が子が試合に出る可能性がない!と感じている親は試合には来ていないと思います。

    少なくても佐藤さんと接点を持った方は、違う意識を持ってるはずです。

    親ですから、我が子が試合に出るのは、嬉しいに決まってます。ただそこを重視するのではなく、成長や変化に気付いてあげて、伝えてあげられればと思います。どうしても我が子には、熱が入ってしまいがちですが!
    自分もそうですが、周りにいる子ども達に我が子同等に接する事が出来るようになりたいですね!

  2. 浦和ボーイズ#60より

    厳しい現実ですね!

    自分も選手を起用する立場として注意しているところです。

    我々のチームは「出来る限り全員ゲームに出す」が方針なので。

    勝ち負けも大切ですが、それは上に行った時に経験すればよいと思っています。

    中学生は楽しんで野球をやってもらえればと思ってます。

    三振、エラー大いに結構です。

    でも、打てる守れる選手達を作るつもりですが(^^ヾ

            ↑  ↑  ↑

        ヘッドコーチのN君が作ってくれるかと・・・。

    自分の考え方は合ってるのでしょいか・・・?

    少し不安です。

  3. 夢太郎

    こんばんは、夢太郎です。

    読んでいて久しぶりに血圧が上がりました!!

    今回のお母さんは自分の思いを正直に言ってしまっていますが、実は多くの親が同じ思いでいるのではないでしょうか!

    しかし、この考え方では子供に対して永遠に満足は出来ないと思います。
    試合に出るとか出ないとか そんな事では無くて結局は、子供が自分の思い通りにならない限り不満が続くのだと思います。

    子供は、たとえ自分の子供であっても大人の見栄や優越感を満足させるための道具ではありません。

    いつも、コーチや親にダメ出しばかりされている子供たちの心の叫びが聞こえてきます!

    「お父さん、お母さん、僕のためにいつも一生懸命応援してくれているのに僕は何をやってもダメな子供です・・・ごめんなさい!」

    大人の無理な要求に子供の小さくて純粋な心が壊れかけてはいませんか!

    本当に、将来のある子供達のために、私達大人は今、何をする事が大切なのか もう一度 真剣に考えてみたいものですね!

  4. MFT佐藤

    野球を通じて子供に接していると
    その子の「心の中」が良く見えてきます。

    楽しそうだなぁ~
    元気がないなぁ~

    心の中の想いが表情や態度に現れます。
    今回もそこから異変を感じ取りました。

    一番わかりやすいのは試合でヒットを打ったとか
    試合でミスをした!
    練習で褒められたとか怒鳴られたとか・・・
    そこは普通に見守っていれば気がつくでしょう!

    そして一番見えにくいのが「一生懸命」とか
    「努力している」と追い込んでしまっているケースです。

    複雑に糸が絡んでいるように、その糸を解くのは大変な作業です。
    親子で迷路に迷い込んでしまい、後戻りできない状態。
    そんな時は立ち止まって周りを見て、後退しても良いと思います。

    野球はそんな複雑な想いでするスポーツではありません。
    野球の神様は、時には試練も準備してくれますが
    みんなで協力して楽しんで欲しいと願っています。

    言葉が悪く誤解を得るかもしれませんが
    「たかが少年野球」「たかが子供のスポーツ」です。

    大人が目を吊り上げて、子供に結果を求め
    思うように行かない時は感情をぶつけ・・・
    それは少年野球の位置付けではありません。

    私は小学生の時に野球チームがなかったために
    少年野球の経験がありません。

    それでも野球が大好きで大好きで、仲間と公園や畑や田んぼで
    夜遅くまで遊んでよく怒られました。

    「野球がしたくてしたくて・・・」

    私の原点はそこにあります。

    しかし高校に入ると、まさしく地獄の猛練習の毎日!
    当時の「東北高校」の練習は凄まじかった。
    何十発も叩かれました。
    それでも恩師にも野球にも感謝の気持ちでいっぱいです。

    大人は自分の経験論でしか物事を計れません。
    私も未熟なので、その一人です。
    ただし「野球の楽しさ」や「野球の奥の深さ」は
    伝える役目があると、この道を歩んでいます。

    生きている限り、人それぞれに「役割り」があると思います。
    怒鳴り続けて子供をけなす役割りの人なんか誰も存在しません。

  5. 猪木・・・です。

    今晩は。

    いつもブログを拝見しておりますが、本当にタイミングよく悩んでいることと同じ現象が、悲しいことに、私のチームでも起こっています。いつも、つまらなそうに野球をしている子供を見て気になっておりました。いつも表情がなく、監督やコーチの問いかけに返事もしません。急に試合中に泣きだしたりします。

    私は野球の選手経験はありませんが、高校・社会人でマネージャー・少年野球・審判員と、単純に野球が好きで、色々な形で野球に携わっておりますが、少年野球真っ只中におります。息子は小学6年生ですが、3年生からスポ少に入りました。試合に出れるようになったのは、5年生の新人戦から・・・そして、試合に出れるのも残りわずかです。確かに正直言って、どこの親も自分の子供が試合に出れれば、面白いと思います。それが本当の気持ちでしょうが、もし、自分の子供が少しでも、つらそうな顔で野球をしているとしたら、無理にスポ少に所属している必要はないように思います。

    スポーツに勝敗はつきものですが、勝った・負けたの結果で、指導者批判をする親の考えも私には理解できません。

    先日、子供達の試合がありました。試合中にエラーをして、泣いてしまう子供がいました。見ていて本当につらくなります。怒鳴り続けたり、ベンチの中から、キャッチャーに対してどのコースに構えろ!とか指示する指導者の感覚が私には理解できません。子供達がベンチの顔色を窺って試合をしているような環境では、ストレスが溜まります。勝っても負けても伸び伸びと子供達が野球をできた時、本当に子供達が笑えるのではないでしょうか?

  6. MFT佐藤

    猪木さん

    承認が遅れてすみません。
    石巻から戻りました。

    おそらくどこのチームも同じ状況だと思います。
    ただ本当に素晴らしいチームもあるんですよ!
    そして、そこには必ず「誰か」が存在します。

    少年野球は魅力あるスポーツの反面、
    関わり方を間違ってしまうと、危険なスポーツかもしれません。
    最近、怖くなってきました。

    「チームワーク」とか「助け合う」とか
    「協力する」とか「力を合わせる」とか・・・

    大人は子供に言ってるのに
    大人は足の引っ張り合い!

    しかも足を引っ張っているのにも関わらず
    「私は一生懸命子供たちのためを思って・・・」
    そう自己分析しています。

    自己否定を嫌い
    自分の教えていることと違うことをすると怒り出し
    決して学ぼうとしない・・・

    自分の果たせなかった夢を子供に託す?
    子供には子供の道があるはずです。
    イライラの原因はそこにも隠れています。

    これからレッスンに行ってきます。
    「地道にコツコツ、ゆっくりと」
    今日も来てくれる皆さんと、野球の神様に感謝の気持ちを忘れずに
    今できることを私なりに伝えたいと思います。

  7. ねね

    いつも興味深く拝見させて頂いております。
    私は小さい頃から野球を続けてきましたが、息子がスポーツ少年団に入ったのを
    きっかけに少年野球のコーチになり2年が経過しました。

    コーチになった理由は、現在の常識での野球を教えたい、練習時間が長い、大人が怒鳴っていて子供が萎縮しているなど疑問を持ったことが多く、チームに意見を言うにはコーチ資格を取るしかないと思ったからです。

    誰でも親であれば息子が試合に出て活躍してくれたらどんなに嬉しいかと必ず思うはずです。
    しかし、親が子供にプレッシャーをかけ続けて、子供の負担になっていないかどうか気がつかなくてはいけないと思います。

    息子は5年生になりますが、必ず試合に出ているわけでもなく、先日新しい子供が入ってきて同学年が10数名になりました。

    練習中に息子が気のないプレーをしたので息子に「しっかりしないと6年になって
    試合に出れないよ」と言ってしまいました。

    自分ではブログなどをとおして「気がついていたつもり」なのですが、息子に対して申し訳ないことをしたと思い非常に反省しております。

    子供には少年野球を通して「集団の中でチームプレーの大切さを学んで欲しい」
    「体が健康になってほしい、礼儀や思いやりの心を学んで欲しい、道具を大切にする
    など」

    そして最後に「楽しく野球をして、野球がうまくなってくれれば」と思っていたのですが
    今回のことは恥ずかしい限りです。出直します。

    子供たちが野球を嫌いにならないような環境を作っていくのが大人の役割だと思っています。

    子供たちにはたくさん失敗してもらい(エラーや三振は大いに結構)その中から学び、少しずつでも良いので成功体験を増やして野球をずっと好きでいて欲しいと思います。

    少年野球は深いし、難しいと痛感しています。

    スポ少の指導者は子供たちの野球人生に大きな影響を与えていることを自覚して行動しなくてはならないと思い、これからも学習したいと思っています。

  8. MFT佐藤

    大さん

    コメントありがとうございます。

    「批判する」ということは
    「批判を受け入れる」ことだと思います。

    勝てば「子供たちの力」で
    負ければ「指導者の責任」が基本精神です。

  9. MFT佐藤

    ねねさん

    コメントありがとうございます。

    実は「このままじゃいけない」と気がついている方が
    チームの中に存在します。

    ただ、トラブルに巻き込まれたり、子供に火の粉が飛ぶのを恐れ
    なかなか行動に移せないでいるのが現状です。
    「ねねさん」の行動や精神は必ずチームを良い方向に導き
    子供たちの笑顔が増えるはずです。

    私もいつも出直してばかりです。

  10. 猪木・・・です。

    石巻、東京とレッスンお疲れ様です。

    だいぶコメントが増えていましたね。皆さん、同じことで悩んでいるようだし、ねねさんのような方もやはり存在するのだなあと思い、私も、少し元気になりました。関わり方を間違うと本当に怖いと、見ていて思います。

    最近では、小学校で野球をやっていても、中学・高校と野球を続ける人が少なくなったような気がします。

    『好きこそものの上手なれ』でしたっけ?『継続は力なり』などよく言われますが、少年野球で『もう野球は嫌だ!』とならないような環境づくりが大切ですよね。

    スポ少の指導には親たちが関わっていかなければならず、色々な面で賛否両論ですが、子供に対しての着眼点をほんの少し変えることで、もっといい方向へ向かえるような気がします。子供達には技術だけでなく、別ないいところもあるのだから、野球を通じて、いいところを伸ばすことができるようなお手伝いができたらと思います。

    大人も日々反省と、勉強です。

  11. 子供が主役

    いつも拝見させていだたき勇気を頂いております。私、自身、野球は試合に出ないで何が楽しい。と思い子供に対して誉めずにもっと頑張れときつく接して来てしまいました。結果は子供を追い込んだだけでした。佐藤さんに出会い本当の意味で子供が主役と考えられるようになりつつあります。今は子供のできるようになった事を認めてあげれるようになりました。そしてそう考えると、本当にこれでいいのという疑問が沢山でてきました。長時間の練習、勝ちにこだわった、主力選手だけの試合出場等々。この前もある親に子供が出場してよかったね。という意味で良かったですねと言ったら勝てて良かったですねとかえってきましたこれが現時点での常識で私が非常識なのかなと思いました。私自身誤った対応して、子供達に申し訳なく思っておりますがまだまだ間に合うと思い人間急には変われませんが、思って行動すれば自分も周りも変われて本当の意味で子供が主役と思えるようになればと思っています。最近、数人の親に子供達は楽しいのかな?本当に子供達の為なのかな?と疑問を投げ掛けています。誰も答えがかえってきません。

  12. MFT佐藤

    猪木さん
    子供が主役さん

    コメントありがとうございます。
    「考え方」が変われば「行動や言動」が変わってきます。

    自分が何かに気がついたり学んで成功した時に
    今度は「人に伝える」という道が現れます。

    指導者の人が勉強して「なるほど~」と視野が広がった時に
    人に伝えなくてはいけません。
    自分のところで止めてしまうのはもったいない・・・

    ただ中途半端で聞いたことを自分の事のように伝えてしまうと
    私自身も失敗したことが山ほどあります。

    「温めて、温めて、確認して、確認して」

    「これは使える」と思えた時に成功します。
    私の中にはボツになった作品が山積みです(笑)

    自分が教えていただいたことや、学んだことを
    人に投げかけたり問いかける作業は
    とても大切な「バトン」だと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です