ある子供の成長に目を細めました♪
その子は出会った時から
「はいっ!」
・・・っと、気持ち良く返事が出来る子供でした。
ただし、私とのコミュニケーションは
「はい!」
「いいえ!」
「違います!」
「大丈夫です!」
などの言葉では、会話は成り立たないので
小学生であっても、自分の言葉を探す必要があります(笑)
先日のレッスンで、こんな会話がありました。
私 : 「こうやったらどうだい?」
子 : 「ボクはこっち(私の指導とは逆)の方がやりやすいんですけど・・・」
その言葉を聞いた瞬間をイメージしてください。
指導者にもいろいろなタイプの方がいます。
もしかしたら・・・
「逆らっている!」
「素直じゃない!」
「生意気だ!」
「勝手にしろ!」
感情的になってしまって、その子を
「無視」する大人さえいるかもしれません。
私は
「それでいいよ!やってごらん!」
とだけ言いました。
実は、その子が言った「ボクはこっちの方が・・・」は
正しい身のこなしではありません。
今、それよりも大切なことは、
「感性・感覚」を磨くことだと考えます。
やっと芽生え始めた、その感覚の芽を
私が摘むわけにはいきません。
その子にとっては、ほんの少し遠回りになるかもしれませんが
「あれ?やっぱりこっちの方がいいかな?」
ということに気がつくはずです。
その「気づき」を大切に大切に育てて行きたいと思います。
子供が試合中に、ボールが飛んでくる気配を感じ
自分の考えでポジションを変更したら
「勝手に動いてんじゃねぇ~よ~!」
と、怒鳴られたそうです(by夢太郎さん談)
生意気ではありません。
素直じゃないなんてとんでもありません。
もっと私達大人は、子供たちの「感性」を磨くことを
真剣に考えるべきだと思います。
「俺の言ってることを聞かねぇ~奴は、試合に使わねぇ~」
そんな言葉を言っている指導者が現実にいるそうです。
ちょっと未熟過ぎませんか?
一歩前に出ようとする子供の杭を叩くのではなく
出る杭は伸ばしてあげましょう!
少年野球は、そこに関わる子供と大人が
「共に育つ」ことを知っていれば
もっと子供たちの感性は磨かれるはずです!
佐藤さんのおっしゃる通りだと思います。
先月のサマーキャンプで、息子りゅうせいが駒田さんに打撃の指導をしていただいたことで、同じようなことがありました(グリップをもっとキャッチャーよりに引いて、距離をとるようにという指導でした)。
私も駒田さんと同感で、長打が少なくコツコツ出塁率を稼ぐタイプの息子に対し、以前より同じようなことは言ってきたつもりでしたし、駒田さんからのアドバイスで確信しました。
しかし、りゅうせいはどうもしっくりいかないようで、「前に戻したい」と。
何度か言いましたが、「今これ(自分の以前からのフォーム)で結果
出てるから」とかたくななので、それ以上は言わず好きにやらせるよう
にしています。
今では、いつかカベにぶち当たったときにアドバイスを思い出してくれれ
ばよいと思っています。
おっしゃる通り子供の感性を大事にしたいと思います。
りゅうせい父さん
大変申し訳ございません。
話が矛盾することになってしまいますが、
バッティングの距離に関してだけは、早期発見の早期改善です。
この点だけは一度身に付いた感覚はなかなか元に戻りません。
早い段階で、感性を育てながら取り組んでいただきたいと思います。
少年野球の指導者の方々は嫌がりますが
思いっきり遠くへ飛ばすことで改善されると思います。
好きなようにやらせてよい部分と今から修正が必要な部分の線引き
が、なかなか私としては判断が難しいところですね。
アドバイスありがとうございました。
こんにちは夢太郎です
名前が出て「ドキッ」としました(笑)
せっかくですのでちょっと一言です。
ある高校の野球部の監督が私の知り合いの生徒に言った言葉です。「お前は○○中学出身だったよなー、俺はなー○○中学の奴は大っきらいなんだよ!昔 嫌な思いをさせられたんでなー!」 信じられない言葉です。
この言葉をその生徒に対して言った意味が私には全く理解出来ません…!
過去に何があったか知りませんがこの生徒には全く関係の無い事です。
この監督は自分の言うことを聞かない生徒は平気で辞めさせてしまうそうです。どうやら昔その中学校出身の部員が反抗したそうです。
子供が自分の思いを言葉や行動で示すと「生意気」だと思う大人がいます。
それは大人が自分を中心に考えているから自分の思い通りにならない子供に対して腹を立てるのでしょう。
子供達のことをを常に中心に考えていれば大人は縁の下の力持ちでいいはずです。
子供の言葉や行動にはすべて子供なりの意味があります それを理解しようとすらせずに怒鳴りつけて解決してしまう大人が沢山いますね!
そんな大人の中で子供達の「感性」が磨かれるのか心配です。
まずは 大人の考え方が変わらないとですね!
りゅうせい父さん
100%正解の答えは、見つかりません。
ただ、キャンプにご参加いただいた縁と、このブログを通じた縁がありますので
うまくこの場を利用してください。
夢太郎さん
その監督さん・・・
やっぱり「イライラ」してますね。
人を育てる教育のプロフェッショナルがそれでは、先が思いやられます。
「きっかけ塾」に参加したら変われる可能性大ですよね?
ますます自分磨きの必要さを感じます。
私も長男(中学三年)で思いました。
結局最後に伸びたのは小学校の時に思い切り距離をとり
振り切った子供だけでした。
なので、次男はフライOK!
と、言いました。
どこまでも飛ばして欲しいと思います。
三振も沢山しました。
見事な振りでした(^_^)v
「勝手に動くな!」で思い出したのですが、先日こんなチームを見てきました。
ベンチ裏で見ていると監督が集まっている子供たちに対して「バッターによって守備位置を間違ってもいいから自分で考えて動いてみろ」と指示をだしていました。
しばらくするとコーチらしき人が痺れを切らしたのか「もっと右、もっと後ろ」と大きな声で外野一人、一人に指示を出していました。
これじゃせっかく監督が子供たちに野球を考えさせながら、やらせようとしているのに台無しです。
子供たちは大人の操り人形じゃありません!・・・
とおやじのひとりごとです。」
※加速進化さん
「思い切り振る・飛ばす」は技術的に考えても素晴らしい効果があります。
子供のうちから小さくまとまる必要はありません。
なぜ、大きく大きく育てないのか、私には不思議で仕方がありません。
※ひとりごとおやじさん
大人がひとつの方向を向いていない典型的なお話ですね。
よくある話なのでしょうが、組織なら大問題です。
子供たちの心の中は「さっきは自分で考えて動けって言ったのに・・・」
と不信感でいっぱいでしょう。
それでも大人は「集中しろ」とか「感謝しろ」とか言っているはずです。
子供たちの心が曇らないことを祈っています。
大人がひとつの方向に向くように努めること・・・そう簡単ではない現実です。
ひとりごとおやじさんの言っているような光景と
同じこと・・・残念ながらあります。
話は変わりますが、ブログの内容も去ることながら、
私はこのきっかけ作りの中で使われている写真も大好きです。
特に今年のサマーキャンプでの大川さんがヤキソバを作っている写真・・・
大人の役割のヒントがあるような気がして、その写真を見る度に何とかしなければ・・・と思って日々過ごしています(^u^)