サッカーワールドカップ!
ベスト8を賭けたパラグアイ戦はPK戦の末、残念ながら敗れました。
選手の皆さんはもちろんですが、すべての関係者に
スポーツの素晴らしさを世界中に示してくれたことに
「尊敬」と「感謝」の気持ちでいっぱいです。
国を背負うという重責!
背負った人にしかわからない世界です。
そしてその重さを知らない人達、知ろうとしない人達は
「岡田監督を解任しろ!」などと大会前に大騒ぎ!
そして、いざ大会が始まり一次予選を勝ち上がると
今度は「岡田は凄い!」と手のひらを返したように大騒ぎ!
「お祭りなんだからいいじゃない」との声もありますが
何だかとても悲しい気持ちになりました。
渋谷で大騒ぎして人に迷惑を掛けている人種は放っておいて
私達はスポーツに携わっているわけですから
何かを学び、何かを人(子供)に伝える必要があります。
私が今大会で印象に残ったシーンは
PK戦で駒野選手が外した、その瞬間です。
テレビは岡田監督の映像にすぐ切り替わったのですが
その時・・・
岡田監督の表情は・・・
「ピクリ」とも動きませんでした。
私はその動じない表情を見て
「選手を信頼しているなぁ~」と感じました。
そして、敗れた試合後に一人一人の選手の労をねぎらい
抱きしめていました。
子供たちの失敗に怒鳴っている人達は「学ぶ」べきです。
一人一人を労う姿勢は「真似」するべきです。
それは子供たちもプロ選手も同じ人間だから・・・
人の心や痛みがわかる人間は、国や言葉を越えます。
パラグアイの選手からも教えられたのではないでしょうか?
スポーツの素晴らしさを子供たちに伝えてください。
いつも、自問自答しながら、拝見させて頂いています。
サッカー、素晴らしかったです。
PK戦のあの瞬間、岡田監督の表情の変えない姿が印象に残りました。
会見でも、「負けたのは、監督の力が足りなかったからだ。」という
コメントをしていました。選手は、大会を通じて、飛躍したと思います。
山本五十六の言葉を思い出しました。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。」
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。」
「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
大人だけでなく、子供達に対しても、同じですね。
初心にかえって、頑張ります。
修行僧さん
コメントありがとうございます。
山本五十六さんの言葉は、オールドファンならご存知の
8時半の男・宮田さんがジャイアンツのコーチ時代に教えてくれた言葉です。
素敵な言葉(言霊)をありがとうございます。
ワールドカップの前のイングランド戦の後、
オシム元監督へのインタビューの報道の仕方が、
報道媒体によって全く違っていたことに興味を持ちました。
ある報道では、
「オシム氏、岡田監督“進退伺”には皮肉」というタイトルで、
「岡田監督の行動を皮肉っぽく評し、平常心を意識するよう強く求めた。」
と結んでいます。
でも、質問も含めて、
その時のやり取りを全文を掲載しているところがあり、
じっくり読むと、
流れとしては次のような感じになっていました。
Q:岡田監督にアドバイスが有りましたらお伺いしたい。
進退伺いを出したことについては?
A:そんな質問をするということは私が監督のときに
プレッシャーがかかっていないとでも思っているのでしょうか?
代表監督としてのプレッシャーの対処の仕方は、
何十年も監督をやって、いまだ解決策は見つけられません。
ワールドカップの前はテンションが上がり、
平常心ではいられなくなります。
それが普通です。
だから自分が平常心ではないという事を自覚し、
不注意な行動をとらないように気を付ける必要があると思います。
オシム氏は、
国の代表監督のプレッシャーは、
経験しなければわからない大変なものなので、
ちょっと魔がさしたかもしれないが、
もう少し岡田監督を暖かく見守ってあげてください。
私だって本番直前では、プレッシャーのあまり平常心を失うんですよ。
岡田監督の心中を察します。
そんな気持ちで発言したように感じました。
同じ言葉でも、受け取る人によって、
全く違ったものになり、
それが報道として流されると、
ほとんどの人はそれをうのみにすることで、
事実と異なる言葉の一人歩きが始まる…
そんな事を感じました。