先を見据えて・・・

私が子供たちと関わっていながら、一番楽しみにしていることは

「この子達は、将来どんな大人になるんだろうなぁ~」
「世の中で、どう役立って行くのかなぁ~」

と言う、ちょっと変わった考えを持っています。

もちろん、高校野球という位置付けも楽しみではありますが
それはあくまで通過点という認識でしかありません。

レギュラーだとか控えだとか・・・
そんな点はあまり重要ではなく
「何を学んで、どう生きるか」
が私にとっては大きな意味を持っています。

ある方とこんな話をしました。

「佐藤さん!
 うちのチームの子供たちは野球が楽しそうじゃないんです!
 あれだけ怒鳴られたら、楽しくないですよね。
 それなのに、何で元気出さないんだ!
 なんで一生懸命やらないんだ!って監督は怒ってるんですよ!」

おそらく、その指導者の方は

「勝った負けた」
「打った打たない」

目先の事にだけ、目が向いているのでしょう!

子供たちの未来は明るいのです。
大人には、子供に光を射す役割りもあるはずです!

光を奪う行為だけは決してしてはいけません。
光を奪うような言葉をぶつけるのもダメです。

もっと先を見据える「余裕」があれば・・・

怒鳴ることと、一生懸命は切り離さなければいけないと思います。
一生懸命の中に「楽しさ」は存在します。

8 thoughts on “先を見据えて・・・

  1. 猪木

    何で、何でのオンパレードでは、子供の頭の中は?だらけに
    なってしまいまいますよね。

    怒鳴られた後、子供たちの伸び伸びとしたところが
    見られなくなるのでは・・・とよく心配になります。

    怒鳴れば、子供は泣くし、下を向いて野球をする悪循環。
    そして、今度は『泣くな!』と怒鳴る。負のパワーではなく、
    プラスのパワーを働かせて欲しいです。

    分かるように話すことや。時には『伝え方が悪かったかな?』
    とか、指導者の方で怒鳴りの多い方は、少し大~きく息を吸って
    考えてみるといいと思います。

    今回のテーマもすごく大切な内容だと思います。

  2. 野球好き

    いつも拝見しています。
    先を見据え…。
    同感ですが、怒る、怒鳴る、なぜなんだ…って言う親を、諭す役割、野球で言うカバーリングが必要だと……。

    昔、フ゜ロレスが流行ったのは、気迫。が感じられたからかと思います。

    怒る事で気迫。
    ほめる事で意欲。

    上手くバランスをとる。って事で。

    ほめてばかりで、気迫って持たせられますか?
    今の時代に気迫は必要ないですか?

    気持ちが大事って教えますが、意欲ばかりで、気迫が感じられない。怒る意欲をなくす。
    悪循環。

    先を見据え、怒らずして気迫を持たせる事に悩んでます。

  3. MFT佐藤

    猪木さん

    気付いてしまうと良く見えます。
    いかにその行為が子供をダメにするか見えてきます。

    そのことを知ってしまったら「伝える」という道が現れます。
    「知らんぷり」や「見て見ぬフリ」は心が痛みます(笑)

    知ってしまったら・・・

    まず一人、同じ志の仲間を作ることが最初の一歩です。
    猪木さんの役割りも大きいかもしれませんね(笑)
    いつもご協力に感謝します。

  4. MFT佐藤

    野球好きさん

    私もプロレスが大好きで、生前のジャンボ鶴田さんには
    大変お世話になりました。
    鶴田さんは本当に優しくおおらかな方でした。
    人を包み込むその姿に、男が男に惚れました。

    リングに上がると・・・
    一転して気迫を感じ、近づけない遠い存在になります。

    「自分に厳しくすること」

    私はその一点で気迫を出せると思います。
    怒ったり怒鳴っても本物の気迫は一切生まれないと思います。

    その事を鶴田さんから学びました。
    今でも憧れの方です☆

  5. 野球好き

    自分に厳しくする事。

    気迫。

    自分ってとてもズルい人間だぁ……。甘かったです。

    勉強になりました。ありがとうございます。

    今後もよろしくお願いいたします。

  6. 一休

    佐藤様

    こんにちは!
    私も子供を指導始めたころ怒ったらいいのか、誉めたらいいのか
    最初にぶつかった壁です。

    そして、思い切って子供に聞いてみました。
    『練習の時、怒られるのがいい?誉められるのがいい?』

    子供達の反応は、最初の内
    『誉められるのがいい!』が大多数でした。

    その中で一人の子が
    『あまり誉められると気持ち悪い・・・』

    思わず笑ってしまいました。<子供を馬鹿にして笑ったのでなく子供って素直だなと思って嬉しくなってです。

    すると、他の子も頭を使い始めるんですよね!
    『ダメな時は怒って欲しい!たまーに誉めて欲しい!』って笑うんです。

    子供が私を信用してくれていると共に責任を感じた瞬間でした。

    そして、一人一人に目標を聞きました。

    百人十色の答えです。
    ・中学に行ったらバスケット部に入りたい。
    ・ホームランを打ちたい
    ・甲子園に行きたい
    ・別にない
    ・メジャーリーグに行きたいetc

    そして、初めてどう指導するかのきっかけが生まれました。

    みんなレギュラーになりたい。
    活躍したい。
    試合には勝ちたい。
    ほとんどの子供が思っている事です。

    子供が主役です。
    子供が一番しってるんです、
    誰が、どのポジションが適切なのかを。

    だから、内のチームはポジションを子供達が決めます。
    勝てば誇らしげな子供達の顔、負ければ悔しそう顔
    そして、毎試合課題を自分達で見付けてくるようになりました。

    私は
    『この子供達は、将来どんな大人になりたがっているのかなー』
    を考えるようにしています。

    佐藤さんのブログを拝見して指導を始めたころを思い出し
    取り留めのない長文失礼しました。

  7. 赤いタオル

    大丈夫ですよ。子供たちは怒鳴らなくても気迫を見せてくれますよ。

    周りの大人たちが子供の目線に並んだ時自然と小さな気迫に気づくはずです。

    ちなみに私、野球に関して子供たちを怒ったことはありませんが、仲間ハズレとか子供の暴言に関しては怒ります・・・と言うか言い聞かせます、それで充分だと思います。

    それに私、よく子供たちと試合後勝った、負けたで泣いたり笑ったり一喜一憂してます周りから見ると子供みたいですよね。

    それでも私の言葉は子供たちに届いていると思います、それを信じてどんな大人になるか私も楽しみです

  8. MFT佐藤

    一休さん

    コメントありがとうございます。
    素晴らしい取り組みをされていますね。
    今後とも素晴らしい人材を育ててください。
    子供たちの未来のためにお願いします。

    赤いタオルさん

    人に優しくできない人は厳しく叱ってあげてください。
    少年野球の最大の目的は「青少年の健全育成」ですから・・・(笑)
    現状の少年野球界では、子供の目線に立てる人はそう多くありません。
    今後もご活躍ください。

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