技術の「感覚」は人によって違って当然です。
指導者が変われば、目的は同じでも
指導方法や表現は大きく変わります。
それが「普通」です。
あの人が言っている事が「正しい」とか
「間違っている」と言う会話は、日常茶飯事ですが
問題なのは、その選手にその指導方法が
「合っている」のか、「合っていない」のか・・・
そこが重要ではないでしょうか?
自分の言った通りやらない
素直じゃない
人の話を聞いていない
と、指導者が怒り、その子どもをベンチから外したり
試合に出さなかったり・・・
チームのルールやマナーを守らなかったら、それはわかりますが
技術的なことでの制裁は、大人の行動ではありません。
特に技術論に、「絶対」はありません。
「絶対こうしなくてはいけない」という言葉は
当てはまりません。
ただし・・・
自分の中の「絶対」を持っている選手は強いはずです。
その「絶対」をつかんだ選手は、自分で自分をコントロールする力が
芽生えてくるので、たくさんの「感覚」が生まれます。
ただ上から目線で、「こ~しなさい、あ~しなさい」の世界に慣れてしまうと
「感覚」のない選手に育ってしまいます。
能力の高い選手は「感覚」を持っています。
だからこそ、自分の考えを持っているので
それを生意気とレッテルを貼るのではなく
逆にその「感覚」を磨いてあげるくらいの
大人の度量が必要になってきます。
プロを目指す人間は、一癖も二癖もあるのが特徴です。