素直に「はい!」と答えると清々しく
本当に気持ちの良いものです。
大人はそれを知っているので「返事の大切さ」を
子ども達に伝えます。
子ども達は人それぞれ感性や感覚が違うので
言われたことに対して理解度は様々なはずなのに
子どもが「はい!」と返事をすれば
大人は理解したものと判断して
疑い無く次のステップに進もうとします。
しかし・・・
理解していないで「はい!」と返事する子どもは
意外に多いと感じています。
私は疑いながら指導していますが
それでも「はい!」と言われたら
理解したと錯覚してしまうほど怖い言葉です。
「子どもの本音をどう引き出すか」
あるチームでは、このポイントを無視して
「はい」と「いいえ」しか言っちゃいけない!
と、指導しているそうです。
チームや組織の統制を目的に「行動させる」ために
と言ったような、大人の世界ならまだしも
子どもの持っている能力を生かせないのでは?
「子どもは正直」なはずです。
特に大人の「わかったか!」
子どもの「はい!」は、危険な匂いがプンプンします(笑)
私は意地悪なので
「どんなことがわかった?」
「どう思う?」
「どんな感じなの?」
と聞きます。
ビックリするほど、子どもはわかっていません。
最近は、わかっていなくても驚かなくなりました。
時間をかけて説明して、出来るようになっても
大人の目にはビフォー・アフターがわかりますが
子どもにとっては、何がどうかわったのか
まったくわからない場合がほとんどです。
「覚えておけよ!」
と言って「はい!」と返事をします。
ところで今日やったのは何だっけ?と聞くと
子どもは答えられません。
これが普通です。
ただ、子どもの中にも感覚のある子もいます。
多くは「コミュニケーション能力」が優れていて
会話が成り立ちます。
このタイプの子どもはリーダーとなり
チームや組織で中心となって成長して行きます。
プロ野球に進んだ多くの選手はこのタイプです。
素直さと、負けず嫌いと
反発する力をも持ち合わせています。
わかりやすく言えば「生意気」です。
「はい!」と言ってうまくなるなら
たくさん「はい」の練習をしましょう!
(同じ釜の飯を食べた人は、思い当たる節が・・・)