子どもを取り巻く事件・事故が報道され
子どものことが心配で心配でたまらない・・・
そんな言葉が母親から聞こえてきました。
そしてその母親が取った行動は
「子どもを外で遊ばせない」
「学校・塾への送迎を欠かさない」
と、子どもを守るために必死です。
皆さんは、どう考えますか?
『子どものために一生懸命』
と感じる方もいるでしょう!
『そんなのは過保護だ』
と、感じる方もいるでしょう!
正解などありません。
どちらにも一長一短あるはずです。
ただ、ここで伝えたいことは
「親の心ひとつ」で、子どもが成長したり
逆に成長を止めたりする危険があるという点です。
親の考え方ひとつで、どうにでも転ぶのです。
無責任だと思われる方も多いと思いますが
事件・事故は昔からあるもので
大人が過剰に反応すればするほど
子どもの自立に影響を及ぼします。
子どもを一生守ることは出来ません。
子どもを自立させることが親の役目と考えるならば
多少の危険を伴ったとしても
もっと子どもを信じてあげても良いのではないでしょうか?
信じるのか
信じないのか・・・
信じれば、失敗もするでしょう!
危険もあるでしょう!
しかし、信じて育った子どもと
心配(信じない)ばかりして育った子どもは
大きく道が分かれてしまうのです。
一見、「子どもを心配している」という考えは
「良い親」のように感じるかもしれませんが
私の周りで成長している子どもの多くは
聞こえは悪いかもしれませんが
ある程度ほったらかしています(笑)
男兄弟をお持ちの方が気がつくのは
兄とは違う、弟の自由奔放さです。
長男には一生懸命に手を差し伸べたことが
経験により「大丈夫のレベル」を知り
兄には転んで「大丈夫?」と手を差し伸べたのに
弟には「自分で立ちなさい」と言ったり
見て見に振りをしたり・・・
同じように育てたつもりが
兄弟でも差が出るのは、大人の考えの変化や
心の余裕によるものではないでしょうか?
親が一生懸命手を差し伸べて育った子の多くは
親も子も自立せずに「嫁姑問題」へ無意識に
繋がって行きます。
子どもを信じて育てたいものです。
野球も口うるさい中でプレーさせるのではなく
信じて見守った方が、大きな花が咲くでしょう!