多くのチームが、我がチームは
「勝利至上主義ではない」と答えます。
話を聞いたり、試合を観ると
「勝利至上主義」の方向に向かっている現実。
理由を聞けば
「子ども達に勝つ喜びを教えたい」
「負けグセをつけさせたくない」
「勝負事は負けたら面白くない」
と言った残念な言葉が溢れています。
俺が指導した!
俺が育てた!
俺の采配がはまった!
どうでも良いことばかり・・・
同じ選手ばかりを酷使したり
ポジションを固定したり
待てのサインばかりを出したり
フライを打つと怒り出して
上から叩けとゴロを打たせたり・・・
すべてがそれを
「勝利至上主義」と言っても過言ではありません。
負けていいわけではありません。
勝つためにやっていると言うなら
その勝ち方が問題です。
どこを目指すのか?
何を求めるのか?
小学生の時の試合の結果は
それほど大きな物でしょうか?
勝った子ども
負けた子ども・・・
そこに何か差はあるのでしょうか?
大人はそこに差がないことは
自身の経験から気がついているはずです。
そして生きていくためには
何が必要なのかも知っているはずです。
「仲間」
「協力」
「助け合い」
「人間性」
子どもの関わるスポーツは
見直す時期に差し掛かっています。
組織を運営する関係者の皆様の
指導力・勇気・決断に期待します。