野球の指導方法はどんどん進化しています。
少年野球指導者の皆さんも、お忙しい中
子ども達を育てようと、「技術」を勉強されている方が
本当に増えてきていると思います。
少年野球研究所では、「技術力」と合わせて
「環境力」の大切さを訴えています。
グローバル化が進み、日本国内だけではなく
海外の少年野球の育成方法情報を
目にする機会が増えてきました。
その情報量の多さには、ただただ驚くばかりですが
選択肢が増え、指導者の引き出しが増えることは喜ばしいことです。
しかし、その一方で
チームの指導者一人一人の指導方法に違いがあり
「一貫性のある指導」という面では
やや子ども達が混乱しているように見受けられます。
あるコーチからは「こうしなさい」と指導され
また別のコーチからは「こうしなさい」と指導され
間に挟まれた子どもは、どうしたら良いのか
悩んではいるものの、口に出して言える子どもは皆無です。
ぜひチームで一人の子どもを育てようとする時に
指導内容を共有すべきだと思います。
「A君は、バッティングのここを修正しています」
「B君は、この点を要求しています」
「C君には、こんなアドバイスをしようと思うのですが」
たくさんのケースがあると思いますが
子ども達が悩むことのないよう、指導者同士が
情報を共有すべきではないでしょうか?
皆が同じ方向を見ることは
「環境力」の分野では基本と考えています。