問われる指導力

「罰走」

ジャイアンツの二軍で
失敗した選手に「罰走」を命じ
賛否両論になりました。

未だに昭和のような指導方法が
プロ野球の世界でも行われていることに
驚きを隠せません。

「二軍の厳しさを教え込む」

本当にそう思って指導しているとしたら
先頭を走るどころか
ジャイアンツはますます他球団から
遅れをとってしまいます。

仮に罰走の意味を選手に説明したとしても
おそらく一方通行の話。

経験上、選手は
「冗談じゃない」
「やってられない」
と思うものです(笑)

そこにはものを言わせない
監督という肩書きがあり

地位と権力で人は動かない時代なのに
未だに旧態依然な考えが
残っていることに
いちOBとして残念でなりません。

罰や威嚇により
選手に恐怖心を与えるやり方は

短期的には効果を発揮しますが
育成や教育が必要な現場であるならば
効果は長続きしないというのは

メンタルトレーニングや
心理学の世界ではすでに
常識となっているこの時代。

困ったことに、この「罰走」に対し
少年野球関係者の中に

「賛同している大人が多い」
ことに危機感が募るばかりです。

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