立派なお侍さんたち☆

ワールドベースボールクラシック(WBC)の優勝で
日本国中が湧きかえりました☆

監督、コーチ、選手をはじめ、すべてのスタッフの方々に
心から感謝致します。

「感動をありがとうございました!」

昨日の仙台スクールでは川崎宗則選手の話を伝えました。

彼は今回の大会は準決勝のアメリカ戦まで
先発出場はありませんでした。

詳しい理由はわかりません。
チーム事情や相手の先発が左だったこと
あるいはコンディションのうえで、何か理由があったのでしょう!

おそらく多くの方々がなぜ川崎選手を使わないか
疑問に思った方が多かったと思います。
川崎選手自身も「なぜ?」と思ったかもしれません。

しかし、彼はベンチにいても大きな声を出し
イニング前には外野手とのキャッチボール!
外野からベンチまでは全力疾走!
それはテレビの画面でも捉えていたシーンなので
気がついていた方も多いと思います。
自分のスタイルを変えることはありませんでした。

普通の人間であるならば
「冗談じゃねぇー」
「やってらんねぇー」と愚痴をこぼし腐ってしまいます。
自分が一番損をするのがわかっていても
やるべきことをやらなくなってしまいます。

しかし、川崎選手はいつでも行けるように
準備に余念がなかったと思います。

結果として準決勝のアメリカ戦では
4打数2安打2得点1打点1盗塁の大活躍!

試合後のインタビューでは
「今日は初のスタメンでしたが・・・?」の問いに

「ベンチにいても試合に出ていたので・・・」

と、あっさり答えました。
この言葉には重みがあります。

決勝の韓国戦でも、これでスタメンかな?
と思いましたが控えにまわりました。

しかし、一番大切な場面での代打起用!
残念ながらその打席では結果は出ませんでしたが
「心をつなぐ凡打」となり
イチロー選手のヒットを生んだような気がしてなりません。

それは川崎選手の行動からくるものです。

もし腐っていたら?
その空気はチーム内に瞬く間に広がってしまいます。

私も愚痴の多い人間です。
今回の川崎選手の振る舞いを見て勉強になりました。

他人に愚痴をこぼす方は気が楽になるかもしれませんが
聞いている方はたまりません。
本人だけではなく回りにも悪影響を与えます。

家庭で
チームで
学校で
職場で・・・

自分の役割を全うすること!
愚痴を言わないこと!

生きて行くうえで大切な事を
川崎選手の野球から学びました。

たとえボールボーイでも
たとえバットボーイでも
たとえボール拾いでも、それは大切な役割です。

その事を大切にしようとしなかったり
一生懸命行動している子供がいたら
絶対に見過ごしてはいけません。

6 thoughts on “立派なお侍さんたち☆

  1. 匿名

    川崎選手、藤川投手の振る舞いは本当に勉強になりました。
    自ら進んで、
    ・コーチャーズボックスに立つこと
    ・外野手とのキャッチボールに走ること
    ・ファールボールを拾いに行くこと・・・
    自分がチームのために何が出来るのかを常に考える・・・
    子供たちに学んで欲しいことであり、私の大きなテーマです。

  2. 秋田S

    侍ジャパン オメデトウ!
    そして アリガトウ!

    たとえベンチに入ることができなくとも・・・
    ファーストボール!
    走った!
    ナイスピッチ!
    声出しなど、試合に参加することは可能です。

    川崎選手の言葉で、去年のチームのある子のことを思い出しました。
    皆よりも2年遅れて野球を始めた彼は、一番大きな大会にたった1人だけベンチ入りできませんでした。頭では分かっていたのでしょうが、実際にその場に立ったとき、彼はそのショックで泣いてしまいました。しかし、「くやしいだろうけど、今、チームのためにできることをしよう」と声をかけると、徐々に落ち着きを取り戻し、フェンスの外から一生懸命に声出しを頑張ってくれました。
    そのおかげで、チームはリードされていたゲームをひっくり返し、見事に初戦に勝利することができたのです。

    試合に出ていなくとも、ベンチ入りしていなくとも、みんなと一緒に戦うことは可能です!

  3. 大船渡菅原

    村田選手が肉離れをおこし、
    栗原選手に召集をかけるよう原監督が指示したのは、
    村田選手の様子をみてから、わずか4分後だったといいます

    『栗原は代表から落選が確定したその日も、
    落選組からただ一人、練習に参加した。
    ・・・自分は今日まで代表メンバーだ。・・・
    その姿勢をみんなに伝えてほしいんだよ』

    腐らなかった
    栗原選手。

    幸運の女神は、
    誰かの視線を通して、
    平等にチャンスを与えてくれている。

    これぞ、原マジックの原点なのかもしれない。

  4. MFT佐藤

    野球の素晴らしさを子供たちにどう伝えるか?
    そのためには大人が本当の意味での「野球の楽しさ」を
    知る必要があると思います。
    決してニコニコ笑っているのが「楽しさ」ではありません。
    厳しさを乗り越えないと見えないのが「楽しさ」です。
    「我慢する力」や「継続する力」がないと
    大人も子供も見えない究極の世界かもしれません。
    今回の侍たちは楽しんでいました。
    「ふざける」とは違う世界です。

  5. hebikan

    ご無沙汰をしておりました。
    コメントを控えておりましたが,いつも拝見し,勉強させていただいておりました。ありがとうございます。
    私も今回のWBCで川崎選手に注目しておりました。表情やベンチで激励する姿など,感心させられることばかりでした。日本の野球の素晴らしさをあらためて感じたWBCでもありました。
    先日,私も部員に川崎選手のことを伝えました。石巻の野球小僧がさらによき成長をしていけるよう,今後も精進して参ります。今後ともよろしくお願いいたします。

  6. MFT佐藤

    日頃の行動や野球のプレーや練習の取り組み方で
    人の心を動かせる人間をたくさん育ててください。
    大袈裟ではなく、その事が地域を変え、国を
    変えると思います。
    私の故郷、石巻の為にもご尽力ください。

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