強豪チームの高校監督から
「なかなか勝てません」
「チームを立て直したい」
と、相談がありました。
そのチームは
「何回も言ってるじゃね〜かよ!」
「何で同じ失敗ばかりすんだよ〜!」
そう監督に怒鳴られるのが日常で
選手の監督に対する萎縮状態が
かなり強い印象が感じ取れる
特徴を持ったチームです。
萎縮をさせるやり方ばかりでは
選手本来の力が発揮されないので
今までのやり方を変えるよう
アドバイスしました。
・命令ばかりの一方通行は禁止
・選手との会話を増やすこと
この2点をあげると
「私のスタイルではありません」
「私の野球についてきて欲しい」
との答え。
人は自分が歩んできた道を
間違いであった事を認める作業が
本当に苦手で
「自己否定」
出来ません。
しかし、それは矢印が
自分に向いている証で
「プライド」が考え方の変化を
鈍らせる邪魔物の招待です。
選手が成長するならば・・
チームが良い環境になるならば・・
自己否定は、さほど
難しい作業ではありません。
子どものためにも・・
新しい形を指導者と選手が
コミュニケーションを取りながら
作っていく時代に入りました。
選手に「変化」を求める前に
指導者が変わらなければ
選手との信頼関係は
築けないのでしょう。
高校野球であるならば
監督の言う通りのチームよりも
選手が自分たちで考えて
行動できる方が
長い人生を考えると、役に立ち
「野球をしている意味」にも
通じるのではないでしょうか?