終始一貫した親の姿勢から子供は生き方を学んでいく

石巻スクールが終わって実家に寄りました。
何気にカレンダーに目を向けると、ある文字が目に飛び込んできました。

「終始一貫した親の姿勢から
    子供は生き方を学んでいく」

解説には・・・

「親の背中を見て、子は育つ」と言われています。
子供より一歩先を歩む親
その生きる姿勢を後からじっと見つめる子供・・・

そんな情景が目に浮かびます。

子供に顔を向けて発する言葉より
一生懸命に前進していこうとうる後姿の中に
はるかに大きな影響を秘めていることを
現しているのではないでしょうか

たとえば、子供に
「嘘をついてはいけない」
「人に優しく」
「自分には厳しく」
などと言っておきながら
親の生き方がいい加減で、それとかけ離れたものであれば
その言葉は虚しいものになってしまいます。

子供を正しい方向へ導こうと真剣に思うとき
まず親は自分の心の姿勢が問われます。

子供の将来を考え、自らを律し、常に言葉と行動が一致し
また終始一貫しなければ、ほんとうに影響力のある親にはなれません。

親の「言葉」に「その通りの生き方」という重みが加わってこそ
はじめて子供の心に感銘を与えることが出来るのではないでしょうか

このように解説されていました。

子供にばかり求めるのは、ズル過ぎます。
「子供のため、子供のため」と言いながら
子供を育てることばかりに目が向いてしまい
「自分自身を育てること」を忘れていないでしょうか?

実家にあったカレンダーを見て、そんなことが頭をよぎりました。

5 thoughts on “終始一貫した親の姿勢から子供は生き方を学んでいく

  1. momokan

    コメントするのは初めてですが
    いつも楽しみに拝見しています。
    今年度、後援会をまとめる立場に立ち、思ったことが・・・
    みんなで集まり会議を開き今後どのような方向性でいくか?
    と話し合ったところ
    ある人が子供のためには致し方ないが、大人のお茶は各自持参。
    大人から自己管理を教えましょう。私が指導者たちに提案します。とすばらしい言葉、しかし実際は子供たちがしっかり自分の飲み物を用意。
    子供たちに用意したジャグは。指導者や大人たちが飲んでいる。
    細かいことかもしれませんが、これひとつとっても親の背中ってなんだろうと
    考えさせられました。
    お題目はりっぱです。
    子供のために、子供の成長を助けて、地域社会に貢献をする。
    しかし
    私は大人の黙した行動から子供は読み取る力があると思っています、
    それと同時にマネする力も、
    挨拶のできない子供の親は挨拶ができません。
    いまどきの大人達ほど子供からもっと学ばなければ。

  2. MFT佐藤

    momokanさん

    コメントありがとうございます。

    「律する」ということが出来ない大人が多いのかもしれません。
    子供には言うだけ言って大人の行動が伴いません。
    子供は良~く見ています。

    どうもお茶当番が私にはわかりません。
    もちろん子供のことを考えて、献身的に協力してくれる方もいますが
    「自分の飲み物は自分で用意する」のが基本です。

    「足りない場合があるから・・・」

    以前、そのように言われたことがあったのですが
    それでも「足りるように準備する」べきです。
    大人も一緒です。

    子供は「矛盾」に気がつきます。
    うまく騙せたと思っても、子供の方が上手な場合もあります(笑)
    まずはこの世に先に生まれた大人が見本となる行動を示すのが自然です。

    「共に学ぶ」
    「共に育つ」

    ここに大きな意味があると思います!

    私の経験から感じるのは、飲み食いに卑しかったり
    物事をコツコツ継続出来ない人は「律する」ことが苦手のようです。

  3. 修行僧

    いつも、「きっかけ作り」を拝見していますが、自己確認、自己嫌悪の連続です。

    佐藤さんのお言葉、momokanさんのコメントを拝見し、今回も自分の行動がダブり、
    反省しています。子供の観察力は本当に凄いです。

    親は、決して完璧な人間ではありません。親も、子育てをしながら、子供に教えられ、
    子供と共に成長し続ける。親としての成長と経験を、子供たちに「言葉」と「態度」で
    伝え、示さなければならないと思います。

    私は、まだまだ未熟者です。先日、子供たちに生活態度について、ついつい苦言を
    呈したら、「お父さんはそう言うけど、お父さんも同じだよ。」と言われてしまいました。
    息子に、娘に、嫁からも、集中砲火です。言われて、「しまった!」と思いました。
    自分では落ち度がないと、思っていましたが、よくよく考えると・・・
    まずは、自分を律して、自分を育て、そして子供たちに胸を張って、示せるように・・・

    指導者としても、現状に満足せず、常に新たなものを吸収し、変化が必要と思って
    います。凝り固まった考えではなく、柔軟な考えを持って・・・
    指導者が学び成長しないと、子供達も成長しないと思います。逆に、子供達の成長を
    目の当たりにして、指導者も成長する。

    指導者として、まだまだ学び、失敗し、子供達からパワーをもらい、子供達に野球の
    楽しさを伝えたいです。未熟者なので、道は険しいですが・・・

    親としても未熟者、指導者としても未熟者。日々努力です。

    P.S. 「さきたま古墳」の写真。丸墓山ですね。小学生&中学生時代、トレーニングと
        称して、上り下りをやらされました。いえ、率先してやりました(^_^;)
        今では歩いて上るのもしんどいです。

  4. MFT佐藤

    修行僧さん

    いつもありがとうございます。
    「お父さんはそう言うけど、お父さんも同じだよ。」

    思わず状況が目に浮かび、笑ってしまいました。
    すみません。
    おそらく修行僧さんのご家族ですから
    明るい雰囲気での会話だったことと思います。

    どこも同じです。
    ただ、誰しもが未熟ですから
    それに「気づいているか、気づいていないか」は大きな差です。

    私も修行僧さんのような「素直な心」があれば
    もっと人間的にも成長できるのですが
    まだまだ修業が足りません。

  5. momokan

    自己中心の意見を言いましたが
    私とて同じことです。
    私も佐藤さんの言葉、修行僧さんのコメントを読んで
    自分の心が痛くなり、また大変うれしくもなりました。

    文字や文章にする事、言葉で発する事ににより
    自分に言い聞かせ、返ってくるありがたい言葉により
    感動や反省を繰り返しています。

    みなさんすばらしい言葉ありがとうございます。

    私自身、もっとしっかりしなくちゃです。

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