現場でのやりとり・・・

今年は各地で猛暑の記録を更新中のようです。
何でも、戦後最高の猛暑だとか?

それでも、子供たちの長時間練習が各地で行われているようです。
現場からの報告がありましたので、紹介させていただきます。

/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

その日は8:30から練習が開始されました。
途中休憩を入れながらではありますが、11:30まで練習が続きました。

大人もクタクタになるぐらいの天候なのに子供達が心配!
特に大人が「大丈夫か?」に対しての子供の
大丈夫です」と答える子供達が非常に心配。

午後、試合会場に移動して、14:00から試合開始!
結果的に勝ちましたが、内容としてはエラーも続出…

お互いのベンチは…典型的な怒鳴るチーム。
試合が終了し、自チームのベンチに戻ったら怒鳴り声!
状況は理解できないまま、守備練習が始まる!

ここから私と監督の会話

ツꀀ私 :「どうしたんですか?」
監督:「エラーが続出し、集中力が欠けているから
    これから守備練習をするよ!反省させる」

そして、子供達を解散させた後、ミーティング開始。
ミーティングのテーマは、エラーをした子供達がつるし上げ。 

1.集中力がないのか?
2.準備が悪いのでは?
3.野球を知らないのでは?
などなどコーチ陣の声…

30分ぐらい黙って聞いていたら監督より
「○○さん、何かないの?」に対し

私 :「今日の子供達の試合の出来はコンディションの問題ではないか?
   ツꀀツꀀ 午前中の練習時間をもっと工夫すれば子供達はもっと動きが良かったはず!
   ツꀀツꀀ 子供達の集中力がない事は見てすぐ分かった。
ツꀀ     明らかにオーバーワークです!」

監督:「このぐらいでバテるようじゃ6年生になったら勝ち進めない!」

私 :「だからコンディション作りを大人が工夫しなきゃ!
    大人の責任だと思う」

監督:「いやいや、夏休みの過ごし方が悪いから動きが悪い!
    夜更かししてい子もいるし・・・

私 :「それを知っているならなお更
    試合前のコンディション作りを工夫すべき!
    万が一の事が起きたら、夜更かしが原因だから!
    と言うんですか?」

監督:「大げさだよ、○○さん。休憩も挟んでいるじゃないか!」

    などなど、直接監督とコーチ陣と腹をくくって話しをしましたが
    やっぱり理解してもらえませんでした。
   
   でも、1名のコーチが私の行動、言動に理解してくれて
   仲間が増えました!少し未来が見えてきました!

   中々現場が厳しい状況です。本当に事故が起きなければ・・・

/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

子供たちの苦しい顔を見て
「今日も一生懸命やった」
「いい練習をした」
とか勘違いをしている指導者があとを絶ちません。

子供の体を知り、心を知り、運動学を知れば
長時間の練習は必要ないのに・・・

それでも美学と信じ、自分が乗り越えれなかった夢を子供に託し
大人と同じような位置まで子供を引き上げようとして
無謀な練習や無謀な言葉を子供たちに向けて何が面白いのでしょうか?

「酒のつまみ」だとしたら・・・

何ともレベルの低い話です。

現場でのやりとり・・・」への8件のフィードバック

  1. う~ん

    子供たちが故障をしないことを願います。

    悲しい指導者だと思いました。

  2. 悲しい現実ですね。
    でも現実は結構このようなチームやこのような考えを持った指導者がまだまだ多い気がします。
    このような考えを持った指導者は少年野球に関わらないで欲しいと思いますが
    そうすると少年野球の指導者は、いなくなったしまうのではないかと思うことがあります。

    しかし、監督にきちんとお話された方の勇気はすばらしいと思います。
    この方は自分のお子さんはチームにいるのでしょうか?

    変な話ですが今回のような正しいことを意見すると、自分の子供がチームにいた
    場合に子供に火の粉が飛んでしまう可能性が大きいことを考えるとどうしても躊躇してしまいがちです。

    親集団(父母会)も少年野球は大人が大きい声を出しているのが普通と勘違い(麻痺)していたり、変だと思っていても、ボランティアだから「怒鳴るのはおかしいなど」意見を言っていいものかどうか迷い、結句あきらめてしまうという悪循環になっていると思います。

    どうにか改善できないものか、やはり考え方を改めてもらうように正しい考え方を早く世の中に広めるしかないと思います。(手段が難しいですが)

    怒鳴っている指導者を見て思うことは、変なプライドを持っていることです。

    少年野球の子供達の前では大人のプライドなど何の役にも立たないことを理解してしっかり子供達の表情を見つめて欲しいと思います。

  3. よくぞ!!言ってくれました。
    解っていても言えません。
    試合に勝つようなチームだから、監督も多少わかったんじゃないですか。
    いい続ければ…
    きっと…
    きっと…

    信じてます。

    自分のチームは……

    もっと時間がかかりそうです。子供達が大人になるまで待ってます。

  4. 加速進化さん
    ねねさん
    野球好きさん

    コメントありがとうございます。
    チームの目指す方向が一致していて
    スタッフが常に話し合う習慣のあるチームは上手く行っているようです。

    影で不平不満・愚痴が飛び交っているチームは
    やはり良い方向に向かうことはないようです。

    「今」変わらないと、子供の成長にとって大切な時期なので
    心に傷を負うことになってしまわないでしょうか?

  5. 怒鳴っている指導者を見て思うこと・・・ねねさんと同感です。

    何事につけても、大人の事情で子供たちを振り回すことは、
    良くないことだと思います。

    子供たちの時間は『今』しかないので、まして大人になるまで
    待っていたら、遅すぎませんかね?

    それこそトラウマになり兼ねない危機感すら感じます。

    本間正夫さんという方が書いた、主婦の友社から出版されている
    『少年野球ー基本と上達のすべて』という本の11ページに
    少年野球にとって大切なのは、チーム選びです。学校の先生に次いで
    子供と接する時間が多く、この時期に接する人間によって人格が形成
    されると言っても過言ではありません。・・・・(中略)
    そこで次のようなチームには子供を入れるのを辞めた方がよいと10項目にわたって書かれています。

    ②番にミスをした時に大声を出し、バカ呼ばわりする指導者がいる。
    ③番に『ちゃんとやれ』と言いながら、『ちゃんと教えていない』指導者がいる。
    ⑦番に野球について、自分の経験だけを頼りにし、新たに勉強しない指導者がいる。

    などなど、『あれ?どっかでこんな指導者見たことがある』などと
    感じてしまう少年野球界・・・一番身近にある自分のチームを振り返ってみたい
    と思います。

    申し訳ありません(*_*)長くなってしまいました。

  6. 猪木さん

    いつもありがとうございます。

    その本は面白そうですね。
    ネットで調べたら10月新刊でまだ発売されていないようですが・・・
    情報がありましたらお願いします。

    気がついたら・・・
    知ってしまったら・・・

    大人の役割りが発生するので、「待ち」は後悔することになります。

  7. こちらこそ、いつもブログを通して、沢山の気付きをいただき、ありがとうございます。

    本についてと筆者についての情報ですが、アマゾンにて購入可能です。新刊ではなくて平成18年に発刊済みの本です。(のでぜひご一読を!)

    ちなみにこの本の188ページ~191ページには指導者8ケ条というものも書かれております。これもまた的を得たことが書かれています。

    筆者の方につきましては、群馬県前橋市生まれのフリーライターの方で、
    スポーツ関連の他、クロスワードパズルなど多岐にわたった文筆活動を続けて
    いる方です。野球に関しても、学生時代から少年野球の監督・コーチに従事し
    た方で、草野球の戦績もある方のようです。

    コーチと子どもたちの疑問を徹底解決!
    楽しく始めてめきめき上達
    少年野球『基本と上達のすべて』  1,300円(本体)税別です。

    ISBNコード 4-07-241873-0

    基本技術も去ることながら、メンタル面の勉強にもなります!

  8. 猪木さん

    ご丁寧な情報の提供、ありがとうございました。
    この本・・・
    売り上げが伸びたでしょうね(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です