スポーツを通じて伝えたいこと☆

被災地では、まだまだ先が見えない状況での
避難所生活が続いています。
一方では何事もなく、普段どおりの生活を送っています。

野球どころではない地域もあれば
何ら今までと変わりなく野球ができる地域もあります。

今回の震災で、たくさんの仲間が苦しみました。
亡くなってしまった仲間もいます。
自宅が津波で流された仲間もいます。
身内を亡くした仲間もいます。
たくさん傷つき、そして涙を流しました。

私の大切な友人は
「命があるだけで感謝」
「心配していただけるだけで感謝」
という言葉を口にしました。

このブログでは、当初から
「協力すること」
「助け合うこと」
「子どもが傍にいるだけで感謝」
を訴えかけていましたが、私の言葉には重みがありませんでした。

大切な物を無くした人たち
傷ついた人たちが「感謝」を口に出します。

物がたくさんあったり
人を傷つけていると「感謝」を忘れてしまいます。

今、目の前にあるものは当たり前ではありません。
それに気がついた人は「行動」が変わるはずです。

グラブが無ければ磨くことはできません。
大切な人がいなければ挨拶だってできません。

今のうちに、グラブを磨こうよ!
今のうちに、自分の気持ちをしっかり伝えようよ!

私は震災後の8日間、石巻の実家と連絡がつきませんでした。
兄から連絡が入り「大丈夫!」の言葉を聞いたとき
その一言で安心し、そして救われました。

たった一言の言葉の大切さを学びました。
「ありがとう」と言う感謝の気持ちを
たくさんの人に言えれば、幸せを運んで来るでしょう!

「おはようございます」と言う挨拶を交わせれば
その日は、すがすがしい一日になることでしょう!

スポーツの世界が原点に帰る時であり
少年野球の世界が「青少年の健全育成」が目的であり
大人のストレス発散の場ではないこと。
そして何よりも「子どもが主役」であることを
改めて強く感じました。

私はこの震災を忘れることなく
野球と向き合って行きたいと思います。

そして、自然を愛すること。
ゴミを捨てる人ではなく、拾う人を心がけます。
これ以上、天災が起きませんように・・・(祈)

4 thoughts on “スポーツを通じて伝えたいこと☆

  1. 大船渡 菅原

    佐藤さんの言葉は心があると思います。

    佐藤さんがずっと伝えようとしていた、普通な事をこんな形で多くの方々にわかっていただくようになるとは、

    なんと言っていいか言葉か見つかりません。

    確実にあの日から『あたり前』がひっくり返ったと思います。

    電気や水道のない、生活を送り感じた事は

    太陽が沈めば暗くなり

    太陽が昇れば明るくなり朝がくる

    そらだけでした、だから自然や縁や人の気持ちの流れに身を任せる

    ごくシンプルに生きる。

    佐藤さんの言うように目の前にゴミが落ちていたら拾う

    困っている人が居れば助ける

    立派な家を建てて、立派な車に乗り、高価な洋服に身をまとい

    便利な物に囲まれても、自然のパワーの前では無力でした。

    しかし、人との絆は命さえあれば『不変』でした。

    こらからの世の中を作る子供達を未来の日本を作るため、育て上げるのが我々大人の役割だと思います。

    先日、長男の入学式での挨拶の中での言葉です

    『これからの10年間は大変だけど我々大人が必死で作るから、その後の10年間は新しい日本を作る為に君達が頑張ってくれ窶シ』

    『だから、この三年間はその土台作りをしっかりと頼む窶シ』

    なんとも力強い挨拶でした。

    先日、私が住んでいた地域にやっと電気が通りました

    母へ電話をすると『やっと電気が通り嬉しい!』とはしゃいでいました。

    洗濯機の脱水だけが出来るから楽になったと喜んでいました。

  2. MFT佐藤

    菅原さん

    私は「知識」として知っているだけでした。
    菅原さんを始め、被災者の方々は
    その事を大きな大きな痛みを伴って「経験」されました。

    今までは・・・
    学べる人達は、心に響くほど深く感じ取ることが出来ました。
    感じない人はまったく感じませんでした。

    しかし、今回の災害はほとんどの人が何かを感じたはずです。
    感じたことを「どう生かすか」が大きな分かれ道です。

    命の尊さを知りました。
    生かされていることに感謝を知りました。
    全ての人に役割りがあることを知りました。
    助け合わなければ生きて行けないことを知りました。

    そのことを野球(スポーツ)を通じて
    人から人へ「伝えること」が私の役割りだと
    勝手に思い込んでいます。

    子ども達は大人に光を当ててくれます。
    そんな子ども達に野球の活動の中で
    怒鳴り散らしたり、人格を否定するような行為は許せません。
    皆が助け合ってこそ、本当の野球を知ることができます。
    どうか正しく伝えて欲しいと以前にも増して
    強く感じる日々です。

    菅原さんには、末永く同じ道を歩んでいただけたら幸いです。
    大変な時期だと思いますが、今後とも宜しくお願い致します。

  3. 夢太郎

    確かに今回の大震災によって多くの人々が助け合う事の大切さを再確認していると思います。

    電気・水・食料・ガソリンなど今まで 当たり前だと思っていた物の有り難さも感じたと思います。

    そしてなにより命の尊さを痛感しました。

    被災地の方が、家も財産も無くなってしまったけれど大切な人が生きていてくれて「良かった!感謝します!」と言っています。

    おそらく この言葉に共感しない人はいないと思います。

    今 私達のそばにも大切な人がいます。
    他の子より野球が上手でなくても なかなかヒットを打てなくても 大好きな野球を楽しんでいる元気な子ども達がいます。
    それだけで十分幸せなはずです。

    子どもは大人の優越感を満たすための道具ではありません!
    大人の思い通りに動かすロボットでもありません!

    今ある 当たり前が幸せなことなんだと気が付いたら、子ども達への接し方も変わって来ると思うのですが…!

  4. MFT佐藤

    夢太郎さん

    ご無沙汰しております。
    私達は「欲」を捨て切れません。
    そのため、何かを無くしたり、痛い目にあって
    考え方や生き方が変わり成長して行くと思います。

    子どもから大人まで、
    皆が協力して助け合いながら生きて行く・・・

    いろいろな生き方がある中で
    私はそこを「楽しく」目指したいと思います。

    「体を鍛え、心を育て、技を磨く」

    そんな強い人を育てるためのお手伝いを
    野球を通じて出来たら幸せです。

    当たり前の判断を間違わないように・・・

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