体の変化・・・

スクール生が写っている、昔の写真や映像を見ると
たった1~2年で、顔つきも体つきも大きく変化します。

キャッチボールを見ても
スイングを見ても、確かに力強くなっているのですが・・・

「柔軟性」

各チームでは、野球の技術練習ばかりに時間を割き
肝心の「体」についてのメンテナンスを、重視していません。

現状は、練習時間や量は豊富で
一見、子ども達は「技術面」で伸びているように思うかもしれませんが
肝心要の、「柔軟性」や「バランス能力」が心配です。

体が硬い
しっかり立てない

特に股関節の硬さが目に付きます。

産まれた時は、みんな柔らかかったはず。
これから寝返りを打ったり、ハイハイをしたり
つかまり立ちをしたり、歩いたり、走ったり・・・

その動きを体で覚えるためには
股関節は柔らかくなければいけません。

それが年々、硬くなっていくのが股関節。
スポーツマンにとっては、股関節の動きの悪さが
そのままパフォーマンスに直結します。

もっと子供の体を考えて、成長に見合う運動量や
柔軟性を高める動きづくりをする必要があると思います。
硬い人は硬いなりの動きにしかなりません。

「柔らかい捕球」や「柔らかいバッティング」を求めるのに
股関節の動きが硬くては、それを求めるのは至難の業です。

そしてその硬さが、故障につながります。

体が硬い人は、硬い動きしかできません。
軸のない人は、軸のない動きしかできません。

子ども達は、一生懸命言われたことをやろうとしています。
「あいつは素直じゃない」
「言ったことを、やろうとしない」
そうではなく、体が動かないだけです。

一生懸命やろうとしている子ども達に、罵声を浴びてても
何の解決にもなりません。

さらに追い打ちをかけて、親までが
イライラしてしまっては、打つ手がありません。

各チームでは、股関節を意識したウォーミングアップを
丁寧に指導することが、私は先だと思います。

3 thoughts on “体の変化・・・

  1. 加藤

    佐藤さん

    私も佐藤さんに教えられ、体の柔軟性、バランス、軸は
    とても重要と思っています。現実問題、子供達にそうじゃ
    ないと言っている人達は子供達が自由に動かせない事に
    気づきません。自分がその場面でそこに立っていたらできる?
    それを思えば、
    声かけやどうしたらうまく出来るのだろうと
    考えられるのではと思います。
    話しはかわりますが、佐藤さんと出会って2年
    考えるかたが180度変わりました。
    教わったバランス、柔軟性、軸を言葉で伝えるのが下手で
    自分で試してコツを伝えようと実践すると今、40歳にして
    ボールの速度は上がるし、守備も周りが驚くほど動けている様です。
    更に最近、足が速いと言われました。
    けして昔、足が速いわけでわありません。
    こんなおじさんでも動きが良くなるのだから
    子供達に伝えない訳にはいかないと思い。
    子供達に個別に伝えて、できるようになってきたら
    君が続けたから出来るように成ってきてるよ。と
    伝える様にしたり、動きが悪いこを捕まえて、動き作りを
    して身をもって違いを体験をしてもらったりもしています。
    でも、たまにまだ、強く言ってしまうので反省したらと葛藤
    の日々です。
    そういう意味では、熊谷ドリームスは見学させていただきました
    が子供達の将来が楽しみとおもえる。場所ですね。

  2. 埼玉 小松

    こんにちは。

    野球に限らないと思いますが、相手に何かを伝えるときに、
    すぐ言葉にせず、「ん?、その伝え方で大丈夫かな?」と
    自問することが多くなりました。

    どうしたらプラスの表現になるのか。

    どうしたら相手が聞いてくれるのか。

    責任を常に自分に持っていくと、思考の連続になります。

    最近、少しだけそれを楽しめるようになってきた自分を感じて、
    ひとりで嬉しがっています(爆)。

    皆さんとの出会いが、きっかけになっています。

  3. 佐藤洋 投稿作成者

    ◆加藤さん◆

    わかる人にわかるのかもしれませんが、
    「継続」するのが難しいので
    「気がつく」までには、たどり着かいないようです(笑)
    合う合わないもありますし、強要はできません。
    私も現役時代には、わかりませんでした。
    衰えてから「伸びる」わけですから
    体の使い方は間違っていないと思います。

    ◆埼玉小松さん◆

    小松さんとの出会いがあり、夏の小鹿野キャンプが
    実現しました。
    たくさんの「きっかけ」をいただいているのは
    こちらのオヤジ達でもあり、子ども達です。
    これからも一緒に楽しませてください。

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