それは、むちゃくちゃ・・・

昔から言われていることは、本当に合っているのか?
常に疑問を持つこの性格は、我ながら「あっぱれ」で
苦笑いでごまかすしかありません。

皆で整列して、誰かの音頭で声をそろえて
「ありがとうございました」と言わせるのも疑問。

子どもに、年齢以上の礼儀正しさを求めるのも疑問。

何でもかんでも、「はい!」と答える子どもにも疑問。

一般的に
「この子はしっかりしてますね~」
と言われる子どもにも疑問を持つ変人です。

しっかりしている子どもに見えたとしても
本当にしっかりしている子どももいれば
その場を切り抜ける達人の子どももいます。

表の姿も大切ですが
裏にある本質を見抜くこと

この物差しは、どこにも売っていません。

確かに第一印象は大切ですが、悪いところに目を向けるより
良いところを探したほうが、楽しいしイライラしません。
この点は最近ですが、私も大きく考えが変わりました。

さて、今日の話は、どこでも見る光景です。

まとまらない話を無理やりまとめる光景を
今までたくさん目にしてきました。
野球教室でも同じで、私の中では
絶対に言ってはいけないセリフです。

指導者や学校の先生が、子ども達に必死に伝えるのですが
子ども達の反応がいまひとつ・・・

すると、決まってこう言います。

指導者:「わかりましたか?」

こども :「・・・・・・・」

指導者:「返事をしろ! わかりましたか?」

こども :「はい!」

指導者:「よ~し!」

子どもは納得・理解していないのに
大人がその場を締める時に、無理に言わせる言葉です。
私はこの光景を見るたびに、疑問を感じます。

反応が悪いということは、わかっていないし
伝わっていない証拠。

それをもみ消して、返事をさせて納得する光景を
たくさん見てきました。

もし子どもが、そんな大人に対して
「わかりません!」と答えたら、
おそらく「なぜわからないんだ!」と答え

あいつはダメだ!
あいつは使えない!
あいつは生意気だ!

その子どもの人格否定にまで走り出します。

本来は、わからないことに対して
「わかりません」と言う子どもがいたとしたら
その子は「素直」で真っ直ぐな子どもです。

矢印は常に自分に向けたいものです。

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