たくさんのアスリートが、幼少時代の経験をもとに
「フットワーク」の重要性をうたっています。
足さばき・・・
幼少時代は、「おにごっこ」「木登り」など
体を使った遊びや、危険を伴った遊びを中心に
昭和の子ども達は成長してきました。
遊ぶ場所の確保が難しかったり、塾に通ったり
「危ないからやめなさい!」と注意されたり
子ども達の環境は、大きく様変わりしました。
子ども達も、「忙しい」環境にあります。
スポーツおいては、競技を始める年齢が早まり
チームに所属し、ひとつのスポーツに固定した活動が目立っています。
天才を育てるためには、「幼少時代からの英才教育」が必要と
テレビなどでも「スーパー幼稚園生」を取り上げ
その考えは加速しはじめました。
本物の幼少期からの育成は存在するのかもしれませんが
親元を離れるわけではなく、親の考えや言葉や接し方による影響は
大きなものになるのは必然です。
あれもいい
これもいい
親があてがい、子どもは仕方なく言われたとおりにする良い子が
増えてはいないでしょうか?
「僕は、これはやりたくない!」と言える子どもは
減ってはいないでしょうか?
もっと子ども達には、ノビノビと自由に
逞しく育って欲しいと願っています。
「野球ばっかり」
「サッカーばっかり」
この「ばっかり」は、子ども達の動きを
狭めてしまうように思います。
たくさんの競技や遊びの中に
「運動神経」を磨くヒントがあると私は考えているので
ウォーミングアップに、その要素を取り入れています。
古い考えと、おしかりを受けるのですが
子ども達には、たくさんの競技を楽しんでもらいたいと思います。
野球チームの練習に
サッカーあり、バスケットあり、バレーボールあり・・・
野球に必要な要素が、たくさん隠れていて
それこそが「宝の山」です。
野球の練習をつまらなそうにやる子ども達が
他の競技になると盛り上がります。
それが正解です。
野球の練習を、足が痛いと言っている子どもが
サッカーになると痛みを忘れて楽しんでいます。
「夢中になる」
その力をうまく利用して
子ども達を後押しできれば・・・