大 人:「こうやってやってみたらどうだ!」
こども:『はい!』
指導者:「どうだ!やりやすいだろ!」
こども:『はいっ! やりやすいです!!』
今までグランド何度となく聞いてきた言葉です。
この会話を私は疑っています。
「こっちのほうがやりやすい?」
指導者と選手との信頼関係が構築されていたり
トップレベルの技術の世界では有り得る会話ですが
子どもの世界では、多くが「嘘」です。
スクールでも、入会間もない生徒は
「こっちのほうがやりやすい」と答え
問いただせば、本心ではなく
大人が喜ぶ答えを口にしているケースがほとんどです。
願わくば
「教える側」と「教わる側」は
駆け引きなく本音を言えなければ
感覚の世界は見えにくくなります。
「少し先」になった時に
感覚の世界がものを言います。
大 人:「わかったか!」
こども:『はいっ!』
の会話も、多くの子ども達は
何が何だかわからないまま
とりあえず返事をしているだけです。
子ども達が理解できるように考えることが
「子どもから教えてもらう」
に繋がります。