都合のいい言葉 「子供のために・・・」

子供は近い将来「自分の足で」生きて行きます。
いつまでも親にベッタリでは気持ちが悪く
子供は親離れを・・・
親は子離れをしなくてはいけない時期が来ます。

少年野球の子供たちは、今はその準備期間!

飛び立つ前に親の教育を受け
社会の力を借り、たくさんの仲間と協力し合いながら
汗と涙を流し成長しその時を迎えます。

外は雨・・・

ある親は、通学する子供が雨に濡れて
「風邪でも引いたら大変」
とういう思いで車で校門まで送り迎え!

どしゃ降りや台風の日だけではなく
少量の雨でも、気温が低くても
「子供のために」と・・・

遠距離ならまだしも2ー30分程度の距離なのに・・・

子供は雨に濡れる事もなく
親の力を借りて、風邪を引くこともありません。

「生きる力とは?」

「先を見る力」と「先を読む力」が不可欠です。
これは理屈ではなく、子供が日々の生活で自然に身に付けること!

傘をどう使えば濡れないか?
風を読まなくては濡れてしまいます。

万が一濡れた場合に何が必要か?
替えの靴下が必要です。
濡れた靴下を入れるビニールが必要です。
先を読んだ準備が必要です。

都合良く私たち大人は「子供のために・・・」と言います。
しかし本当にそれが子供のためなのか?

誰しも大人はその判断をよく間違います。
「子供のために」と言いながら
「自分のために」というケースは多くないでしょうか?

「俺はお前の為にやってるんだぞ!」
「お前を思ってるから言ってるんだぞ!」

そう言ってグランドで怒鳴りまくっている指導者がいます!
家庭で子供に怒鳴りまくっている親がいます!

いま一度、冷静に考えてください。
時には必要な行為かもしれませんが

グランドで言ったこと
家庭で言ったことは

「本当に子供のためですか?」

本質はそこに何か「大人の都合」があるはずです。
それに気がついたとき
人は幸せになれるような気がします。

2 thoughts on “都合のいい言葉 「子供のために・・・」

  1. hassy

    「あなたのためだから…」どこかの証券会社のCM
     にありましたね。
    以前こんな話を聞いたことを思い出しました。
    徳川家康が幼少で竹千代と呼ばれていた頃、
    今川義元が人質として預かっていました。
    義元は家臣に、「竹千代をむごく育てよ…」と
    命じたそうです。
    そこで、養育係の家臣は竹千代に辛く当たり、
    厳しく育てたそうです。
    そのおかげで、竹千代は忍耐強く成長しました。
    後にそれを知った義元は、激しく怒ったそうです。
    義元は「むごく育てよ…とは、幼い竹千代が望むまま
    に何でも与え、わがまま放題に育てよ」と言う意味
    で言ったのだそうです。役に立たない、だめな人間に
    すれば、竹千代には「むごい」育て方になる…
    との意図を家臣は間違えてしまったのです。
    皮肉なことに、厳しく育てたことが、その後の竹千代
    (徳川家康)の人生の礎を築いてしまった訳です。
    親や指導者が「目的と手段」を間違えると大変なことに
    なることを自覚しなければいけませんね。

  2. MFT佐藤

    hassyさん

    なるほどー
    深い話をありがとうございます。

    親と言う字は「木」の陰で「立」って「見」る
    と書きます。

    それぞれに立場があるとはいえ
    親が前面に出過ぎるのは困ります。

    「目的と手段」

    子供が試合に出れる事を目的に
    嫌な仕事を手伝う親がいるそうです。
    腹が立つ話ですが、親はそれを
    「一生懸命子供のために・・・」と言います。

    不思議な感覚ですが
    その人達からして見れば
    「それの何が悪いの?」って言うんでしょうね(^^;)

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