足指使って歩いていますか?
拇指球(ぼしきゅう)を意識し、
指先をしっかり使った歩き方をマスターしよう
軽やかで、どの方向にもバランスよく動くことができる選手は、足指でしっかり地面をとらえた動きをしています。
ためしに指を完全に浮かせてかかとだけで歩いてみてください。柔らかい動きは難しく、ぎこちない歩き方しかできないでしょう。
でも、シューズの発達によって、指先の力を抜いてシューズにゆだね、かかとに重心のかかった歩き方が習慣になっている子供が増えています。
指先をしっかり使った歩き方をマスターしよう
現在、シューズの発達により、足指に力を入れずにシューズに力をゆだねて歩くことができるため、後傾(重心が後ろに傾いている)の選手が増えてきました(下図参照)。
通常の足の位置
後傾になっている足の位置
ためしに指を完全に浮かせてかかとだけで歩いてみてください。柔らかい動きは難しく、ぎこちない歩き方しかできないでしょう。
でも、シューズの発達によって、指先の力を抜いてシューズにゆだね、かかとに重心のかかった歩き方が習慣になっている子供が増えています。
本来、人間の持っている足の機能を正しく使うことをマスターするには、裸足で歩くことが一番の近道です。
アフリカや中南米のスポーツ選手が脚力に秀でているのは、裸足でいる時間が長いことと関係していると言われています。
しかし、今日の日本で日常的に裸足で歩いたり練習することは難しいものがあります。
裸足にならなくても、親指の付け根の「拇指球」に体重をかけて、指先を使って歩くという意識を日常的にほんの少し持つだけで、習慣化すれば、見違えるような動きができるようになっていきます。