急がない、慌てない・・・!

我々の子供の時代よりも
最近の子供たちは「野球が上手」です。

私はそこが心配です(^^;)

「上手なのに何がいけないの?」

と思う方も多いと思います。
そんなことを言っているのは私の周りの関係者だけなので
あまり気にしないでください。

たとえば掛け算!

掛け算は、小学校2年生の授業で習います。
仮に幼稚園の子供が9の段まで言えたら
「すご~い!」とまわりは絶賛します。

なわとびの二重とび!
幼稚園の子供が簡単に飛べると
「すご~い!」とこれも絶賛します。

決して悪い事ではありません。
褒められたり、人が出来ないのに出来たりすることは
興味を持ったり、向上心を持ったり
良い事もたくさんあります。

子供は無邪気に楽しんでいれば良いのです。
ただし、親は理解しておかないといけない点があります。

数年後に「出来る子がたくさん現れる」のです。
そこさえ理解していれば何ら問題はありません。

ただそこが見えていないと、現実が目の前に現れた時に
親がイライラし出します。
子供もマイナス思考に傾きます。

その事が子供から「やる気」を奪ってしまいます。

「教え込まれて上手な子供」は心配です。
親が何も望まないのに勝手に出来たとういう世界なら
心配はいりません。

年齢に応じた成長を願う理由はそこにあります。

心の成長も同じです。
「礼儀正しさ」も大人と同じように求めるのも怖い話です。

いずれできるようになることは焦らなくても大丈夫です。
親が「もっと、もっと」を望むと
そのことが表情や口調に表れます。

そして子供は親の心を感じ取る天才的な能力を
生まれながらに持ち合わせています。

急がない・・・
慌てない・・・

私は「野球の技術」「心の成長」を
早めるのは好きではありません。

長男は、しっかり者!
二番目は、やんちゃ!

の傾向があるのも「親の心の余裕」が
関連しているのではないでしょうか?

2 thoughts on “急がない、慌てない・・・!

  1. 馬場

    このblogを見て、

    再度認識を強めました。

    長男の通う中学のチームでは、小学校の時に親がかなりつきっきりで教え込んでいた子は、

    伸びていないです。

    逆に小学校の時に不器用で体の力だけあった子が勝負強くなり、

    いつのまにかチャンスはその子に回せば何とかなるとまで、言われています。

    確かに佐藤さんの言うとおりです。

  2. MFT佐藤

    子供とたくさんの時間を共有できれば
    それはそれで素晴らしいことです。

    親の環境も人それぞれです。

    与えられた環境の中でどう向き合うかを
    考えて行けば良いと思います。

    親が理解して、なおかつ子供が求めているのであれば
    「教え込む」のは悪い事ではありません。

    ただ、結果を求めすぎると迷路に入ってしまいます。
    私が危険を感じるのは、結果が出なくて親が「イライラ」したり
    「がっかりした顔」を見せたり
    「不平不満」を子供にぶつけたり・・・
    そのことを子供が察した場合
    子供の性格にもよりますが、どこかのタイミングで
    逃げ場がなくなり、やる気をなくしたり
    不満を爆発させてしまうことです。

    親子の関係
    人対人の関係

    そこが崩れてしまうと「生き方」が変わってしまいます。
    毎日が楽しくなくなってしまいます。

    野球の「うまいへた」ではなく
    家庭、学校、職場、社会において
    「育てるべき立場の人が、人を育てられない」
    「育つべく人間が、育たない」
    ということです。

    なかなかうまく説明できなくて申し訳ありません。
    ここを上手に説明できる力は持っていなくて・・・(^^;)

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