威厳のなさ・・・(^^;)

プロ野球・加藤良三コミッショナーは、大谷のメジャー挑戦について
「個人の意思は尊重されるべき」との見解を
ドラフトの数日前に示しました。

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/121022/bbl12102217500003-n1.htm

個人の意見?
コミッショナーとしての意見?

結果は、日本ハムが花巻東・大谷君を指名し
またもや威厳のなさを露出した格好となりました。

日本野球機構(NPB)は、ドラフト指名を拒否した選手が
外国のプロチームでプレーしてから、日本に戻ってきた場合は
一定期間NPBの球団と契約できないルールを作りました。

賛否両論ですが、個人的には意味不明で
なぜグローバル化が進む中で、野球だけが
閉鎖的な考え方を持つのか、理解できません。

野球人気の低迷が進む1995年
野茂英雄投手が、ドジャース入りし
その活躍により、野球人気が復活し
メジャーに、イチロー選手や松井秀喜選手が進み
野球人気を支えた経緯があるにも関わらず

そのルールを作って、海外流出を防ごうとする姿勢に
納得がいかないファンも多いと思います。

イチロー選手を始め、たくさんの日本人選手が
メジャーを目指すことにより、子ども達の夢も
確実に広がりました。

海外に行く選手の多くは、日本を捨てて行くわけではなく
いずれは日本の野球界のために、アメリカで学んだ野球を
日本球界の発展のために力を注ぐはずです。

大谷君のコメントを聞くたびに
誠実な対応と、誠意を感じるその姿勢に
思わず「頑張れ」と応援せずにはいられません。

指名はルール上は、なんら問題ありませんが、
18歳の勇気ある決断を支持できない姿勢に対し
ファンは少なからず、「野球離れ」を引き起こすのでは?

18歳の青年の決断に対し、今後は
信じられない人が、信じられない言葉を使い
圧力をかけてくるのが現実です。

信頼できる大人が壁となり
その決断を揺るぎない方向へ、導いて欲しい・・・

どうか守ってあげてください。
そうしないと、どんでん返しの危険も・・・(^^;)

5 thoughts on “威厳のなさ・・・(^^;)

  1. Nコーチ

    日本のプロ野球は、古い体質の中やっぱり何も変わっていない。Jリーグが発足して野球離れが進み勉強したのではないかと強く思います。ルール上コミッショナーは苦肉の想いでだされた言葉だとしても少し寒い感じがします。
    日本ハムの行動については、彼への助け舟であると感じるところもあります。将来、米国でのプレイが難しくなった時、一定の期間(高卒は3年間)日本のチームと契約を結べないことを考えれば、日本ハムに在籍し、彼と日本ハムで約束をして結果を残せたら米国へ行く、百歩譲る感じですが、有りだと思います。
    大谷君は、自分の決断を貫き通して行って欲しいし、応援したいと思います。

    これからの子供たちにプロ野球は、アメリカに30球団、日本に12球団、韓国にも台湾にもある全ての球団を、選手が選ぶ権利があることを知ってほしいし、大人達もそうである事を認めるべきだと思います。

    だって、私達はそういう社会にいるんですから、野球だけ例外でないですよね。

  2. 宮崎県T.H

    佐藤さん、お久しぶりです。
    自分も全く同じ意見です、大谷投手には是非MLBに行ってもらいたい。
    色んなメディアや記事で批判されるのをよく耳にしますが、正直理解できません。
    NPBの空洞化?NPBの人気低迷?人材流出?何を言っているのでしょうか?
    田澤投手の時も思ったのですが、只でさえ世界的にはマイナーなスポーツなのに日本のプロ野球機構は閉鎖的です。
    ある野球解説者は、「WBCで日本の野球が世界一だと証明されたのだから、わざわざMLBに行く必要はない」、とおっしゃっていました。
    アメリカ代表がベストメンバーでもないにも関わらずです。
    また、「MLBの選手は守備が下手、日本の選手の方が上手い。」ともおっしゃっていました。
    では日本の内野手がMLBで長年活躍できた事があったでしょうか?
    どうもNPBのお偉いさん方はMLBを低く見すぎているような気がしてなりません。
    佐藤さんがおっしゃている様に、現役でも引退後でも大谷投手が帰国後に与える日本の野球への影響は良いものがあると思います。

    少々熱くなって拙い長文になってしまいました、すみません。
    いずれにせよ、大谷投手には周りに流されず自分の意思で進路を決めて欲しいと思います。

  3. 佐藤洋 投稿作成者

    ◆Nコーチさん◆
    コメントありがとうございます。
    おそらく大谷君は、すべてを理解した上で
    悩み悩んで決断したと聞いています。
    苦労するのも覚悟のうえです。

    極端な意見ですが、日ハムのドラフトに関わった
    関係者の息子さんが「アメリカに行きたい」と決断した場合
    指名するかなぁ~と考えてしまいました。
    それでも指名するなら、プロの仕事ですが…

    若いうちに、他国の言葉や文化を学び
    孤独感の中でプレイするとなれば
    相当の苦労をすることになるでしょう。
    野球の成長と、人間の成長を望み
    いばらの道を選んだ18歳の少年を
    応援したいと思います。

    ◆宮崎県T.Hさん◆
    コメントありがとうございました。
    感じ方・見方は、人それぞれですね。
    私は、堅実と言う見方をするならば
    日本も太刀打ちできると思いますが
    運動能力では、適わないと思っています。
    昔に比べたら、かなりアメリカやキューバの
    技術が日本に入ってきました。
    打撃ひとつをとっても、10年以上前に
    私がアメリカで、レジー・スミス氏から学んだことを
    プロОBと話をしても、なかなか未だに信じてもらえません。
    また自分自身も、未だに信じていない分野も
    まだまだたくさんあるのも事実です。
    だから奥が深くて、野球は面白いと思います。

    日本の良さ
    アメリカの良さを見ていくと
    本当にワクワクします♪

  4. 秋田@坂谷

    秋田の坂谷です。いつもお世話になっております。

    日本の野球と、アメリカのベースボールと
    どちらがレベルが高いかというのは不毛な話と思います。
    日本もアメリカもキューバもドミニカも・・・全部ひっくるめて
    メジャーを目指す選手と、日本のプロ野球を目指す選手のどちらが多いのか
    要は、選手たちにとって、どちらが魅力的なのかという問題かと。
    つまらないルールを作って、大きな可能性を持つ若者を縛り付けるのではなく
    彼らに日本のプロ野球でプレーしたいと思わせるような努力が
    日本球界には必要なのではないでしょうか?
    (これでは、まるでどこかの政府のやっていることと同じですよね・・・。)

    アメリカからもキューバからもドミニカからも
    日本のプロ野球を目指して、どんどん若者がやってくるような状況になれば
    自然と日本からの人材流出も止まるはずです。

    大谷くんには、悔いの残らない選択をして欲しいと思います。

  5. 佐藤洋 投稿作成者

    秋田@坂谷さん

    返信遅れてすみません。
    大谷くんの決心は硬いようです。
    メジャー球団も、土足で荒らすようなことはせず
    静観しているようですね。
    だからこそルールを作れば、と思うのですが
    またつまらないルールを作る可能性もあるわけで…

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