熱中症、こんな時に要注意!
熱中症は、気温だけではなく、湿度や輻射熱(日差しの強さ)にも注意を払う必要があります。
気温がそれほど高くなくても日差しが強ければ、輻射熱で体温が上がる要因になりますし、湿度が高ければ、汗が蒸発せず体温が下がりにくくなります。
● 天気予報の熱中症指数をチェックする
夏場になると、各種天気予報に「熱中症指数」の欄が加わります。気温・湿度・輻射熱をもとに、熱中症の危険度を表したものです。
日本気象協会でも夏場には掲載しています。
ケータイでも見ることができるサービスもありますので、毎日の練習の前にチェックしてみてはいかがでしょうか?
気候や練習条件の変化に注意
人間は、暑い中ですごしていると、1週間くらいの間に、汗をかく量が増えて体温調節の能力が高まっていきます。
裏を返せば、前日までに比べ急に気温が上がったり、湿度が高くなったり、練習条件が変わった時など体が慣れていない時に、熱中症の危険が高まります。下記のような条件の時には、十分注意しましょう。
・前日までに比べ、急に気温が上昇した時
・天気が悪い日が続いていて、久しぶりに晴れた時(梅雨明けの時など)
・気温がそれほどでなくても湿度が高い時
・急に激しい運動をした時 (練習の初日、休み明けなど)
・体に疲れがたまっている時 (合宿の最終日など)
・睡眠不足、下痢など体調が悪い選手(下痢の場合は脱水症状になりやすい)
・体力が低下している時(かぜ等の病気回復後)
急に暑くなったり、練習環境が変わった時など、急な変化に体が慣れていない時に熱中症は起こりやすいので注意しましょう。