前に出る打球2
本文は、ベースボールクリニックに掲載した内容です。(2006年1月号)
● 前に出るシングルキャッチの場合
● しっかり開いて捕球する
● しっかり立てて捕球する
プロ選手は、少しでも速く処理するために、両手でゴロ捕球する場合グラブを閉じずに、開いたまま捕球します。
しかし、シングルハンドで捕球する時だけはグラブを閉じる必要があります。
○捕球するまでしっかり開く(左)
×初めから閉じている(右)
×初めから閉じている(右)
シングルハンドキャッチの場合、最終的にはグラブを閉じるのですが、球がグラブに入る瞬間までは、グラブをしっかり開いておくことで、捕球する確率を高くする必要があります。
ボールをつかみたいという気持ちから、閉じるのが早すぎる選手が多いのですが、しっかり開いて打球に備えるように意識しましょう。
○ しっかり立てる(左)
× 寝かせすぎ(右)
× 寝かせすぎ(右)
グラブを開くことと同じ理由で、捕球面積を打球に対して少しでも広くするために、グラブはしっかり立てましょう。
※ 通常の打球を処理する場合は、無理に手首を立てようとせずに、手首の力を抜いて自然な角度で打球を待つようにします。「ゴロ捕球時のグラブの向き」をご参照ください。