野球部員に多い熱中症
● 野球部員に多い熱中症死亡事故
決して頻度は多くないのですが、毎年学校管理下の中・高校生数人が熱中症で命を落としています。右のグラフのように、中でも野球が一番事故が多い種目となっております。
スポーツ活動時の熱中症による死亡数
-スポーツ種目別頻度ー (1990~1999年)
(日本体育協会熱中症予防ガイドブックより)
-スポーツ種目別頻度ー (1990~1999年)
(日本体育協会熱中症予防ガイドブックより)
野球の練習時間が長いことが原因の一つと考えられています。
練習中に気持ち悪くなったり、フラフラして力が入らなくなったり、そういった経験をしている野球部員は結構多いのではないでしょうか?
熱中症による不幸な事故を未然に防ぐため、熱中症の予防方法について、紹介したいと思います。
夏の暑い時期にも充分な練習量を維持できるように、熱中症の予防対策について、いっしょに考えてみませんか?
熱中症を防ぐためのポイント
まずは、以下のポイントを覚えておきましょう。次ページ以降で、それぞれのポイントに関してデータ等も交えながら、より詳しく説明していますので、ご参照ください。
こんな時に要注意!
● 気候について
・気温だけではなく、湿度、日差しの強さも合わせてチェックしよう。
・急に気温が上がったり、梅雨明けなどの気候の変化のある日は注意。
● 練習環境や体調について
・練習の初日、休み明け、練習環境の変化のあるときに注意。
・体調が悪い時、病気の回復直後に注意 。
・気温だけではなく、湿度、日差しの強さも合わせてチェックしよう。
・急に気温が上がったり、梅雨明けなどの気候の変化のある日は注意。
● 練習環境や体調について
・練習の初日、休み明け、練習環境の変化のあるときに注意。
・体調が悪い時、病気の回復直後に注意 。
自由摂取では不足する水分
ドリンクの選び方
ウエアの工夫
暑い日には、吸湿性や通気性のよい素材のアンダーシャツを着用し、
ユニフォームを重ね着しないように。直射日光は帽子で防ごう。
ユニフォームを重ね着しないように。直射日光は帽子で防ごう。
応急処置
万一に備え、応急処置方法を覚えておこう。