二遊間の打球を一塁に送球する練習1
本文は、ベースボールクリニックに掲載した内容です。(2005年11月号)
体重移動の感覚をつかむ練習方法


右に移動しながら捕球した後、投げる方向にしっかり体重移動しながら送球します。
この間バランスが崩れないよう注意しましょう。
右にトスされたボールを送球

補助者は、選手が体勢を崩さずに取れる範囲でトスをします。
選手は、右足でしっかり踏ん張って、バランスを崩さずに素早く強い送球ができるよう練習しましょう。
● 軸足が内側につぶれないようにする

しっかり踏ん張るために2つのポイントがあります。
ひとつは、踏ん張る右足を送球方向に直角に着地すること。
もうひとつは、ひざが内側につぶれない(写真のように折れない)よう注意することがポイントです。

しかし、上の写真のように空中で回転が終わり、着地した時にすでに投げる方向に体重移動が始まっている場合は、バランスが崩れていないのであれば、その方が素早く送球することができます。
このような高いバランス能力のある選手には、例外として無理に軸足の矯正をさせないことも必要だと考えます。
「正確に、強い送球ができる」かどうかを判断の目安にすると良いでしょう。