生活習慣の見直し
● 子供の成長には、生活リズムが重要
人間は、1日を一つの周期として体温が規則正しく変化しています。
睡眠中に下がった体温が、朝日を浴びることでこれからの活動に備えて上がり始め、昼間活発に活動をした後、夕方にピークをむかえて、体温が下がり始めて睡眠へ、という流れになっています。
子供は日々成長していますので、大人よりもしっかり睡眠をとることが大切です。
そして、良い睡眠をとるためにも、昼の活動を充実させるためにも、子供の成長には生活のリズムが非常に重要です。
ところが、最近は、夜遅くまでゲームやTVに熱中してしまい、十分に睡眠時間を取っていないため、朝起きても体温が上がらず、寝ぼけてボーっとした状態で朝食も摂らずに家を出る子供が増えています。
(午後10時以降に就寝する5~6歳の子供の割合が、20年前の10%から、40%まで増えているという調査結果もあります。)
昼の活動に適した体温まで上がらないために、授業中も集中できず、成績も上がらず、スポーツをしても自分で考えることができないためになかなか上達しないという悪循環に陥る可能性があります。
正しい生活習慣とは
十分な睡眠により、目覚め快適
朝から食欲旺盛
昼の活動に備え、体温上昇
勉強や運動を活動的にこなす
十分な運動量により、早い時間に眠くなる
早い時間に就寝
朝から食欲旺盛
昼の活動に備え、体温上昇
勉強や運動を活動的にこなす
十分な運動量により、早い時間に眠くなる
早い時間に就寝
生活習慣が崩れた場合
睡眠不足のため、体温が上昇せず
食欲がないため、朝食をあまり摂らない
午後になっても体温が上がらない
勉強や運動に集中できない
運動不足のため、夜も眠くならない
TVやゲームでだらだら遅い時間まで起きている
食欲がないため、朝食をあまり摂らない
午後になっても体温が上がらない
勉強や運動に集中できない
運動不足のため、夜も眠くならない
TVやゲームでだらだら遅い時間まで起きている
上の表は、典型的な例を表しているため、実際には必ずしもここまで顕著ではないのですが、子供の就寝時間を早くしただけで、勉強の成績が上がったという話もよく聞きます。
子供の成長のためにも、生活習慣を見直してみませんか?