低体温と生活様式
● 小学生の体温と、生活様式の関係
前のページで、生活習慣について説明をしましたが、小学生の体温と生活様式の関係を調べたデータがありますので紹介します。
小学校5年生121人の安静時の体温と、生活様式の関係を調べたデータがあります。(体温は3日間午前と午後の2回ずつ測定した平均です)
※横浜国立大学教育学部教授 田中英登氏、横浜国立大学附属鎌倉小学校教諭 甘利修氏の「小学校の低体温問題について」より抜粋
運動が好きかどうかと体温の関係
運動が好きか嫌いかのアンケートをとって、体温との関係を表したグラフです。
体温が低い子供に、運動嫌いと答えた割合が高いことがわかります。
放課後に遊ぶ日数と体温の関係
放課後に遊ぶ日数と、体温の関係を表しています。
放課後に良く遊ぶ子供ほど、体温が高くなる傾向が出ていることがわかります。
放課後に遊ぶ日数と体温の関係
冷暖房の依存度と、体温の関係を表しています。
体温が低い子供に、「冷暖房にすぐに頼る」と答えた割合が高くなっています。
気温変化の経験や運動が体温調節能力を育てる
これらの結果から、温度が一定の冷暖房のきいた部屋でじっとしていると、体温調節能力が育たない可能性があると推測することができます。
外に出て運動して遊ぶことで、暑さ寒さに負けない強い子供を育てることができます。