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STEP2 ボールの回転を改善する
~感覚は言葉で教えてもらうのではなく、自分で感じて覚えていくもの~
ボールを投げるときに、しっかり回転がかかっていると、スーッと伸びていく球が投げられます。
一方回転が不規則だったり、回転数が少ないといわゆる「おじぎする」力のない球になってしまいます。(伸びのあるボールとは参照)
しかし、このボールの回転に関しては、いくら意識してもなかなか簡単に改善することができません。
そこで、このページでは、徐々に回転が安定し力のあるボールを投げられるようになるよう、段階を踏んだ練習方法を紹介します。
真っすぐ投げる感覚は、言葉で教わることはできません。自分で感じ、自分の感覚で習得しましょう。
●1 指先から離れる感覚をつかむ
3回ぶらぶら前後に腕を振った後、4回目に実際にボールを投げてみましょう。
スピナーを使うと自分の回転がわかるため、手の感触と視覚の両方から、改善することができ、より効果的です。
前ページ同様に、MFTスローマックスをつけることで、力まずひじを安定させることができます。
最初のうちは、近い距離で、軽く投げることから始めましょう。
ボールの回転が安定してきたら、次のステップに進みます。
ボールに力を伝えようとすると自然にひじは伸びるようになりますが、軽く投げる段階では、ひじが曲がったままでも自然に伸びてもどちらでもかまいません。
真っすぐのイメージ作りのために、まずはひじを曲げたまま軽く投げる練習を行ってください。
(自然に少し伸びるくらいが上腕の位置が肩甲骨面におおよそ真っすぐになるためちょうどいいのです。)
●2 人差し指を意識する
人差し指を離してボール(スピナー)を握り、リリースの直前に人差し指をボールにつけ、人差し指でボールを切るイメージでSTEP1同様にボールを投げます。
人差し指を最初は離しておくことで、人差し指に意識が集中し、人差し指へのボールのかかりが良くなることを狙っています。
投げづらい選手は、リリースの時点ではなく、少し早めにテークバックのあたりから人差し指をボールにつけてかまいません。
人差し指を意識しながらも、一番大切なのは、スピナーが縦回転のまま真っすぐ投げられることです。
5~10mくらいの距離であくまで力まずに行いましょう。 この投げ方で回転が安定してきたら、次のステップに進みます。
●3 ワンバウンドで投げる
普通の握り方で、肩幅くらいに足を広げて立ち、10m~15m程度離れた相手に、ワンバウンドで投げます。
ボールの回転が安定してきたら、徐々に距離を離していきましょう。
力を入れるより、真っすぐ回転するボールを投げることを優先して下さい。
距離が離れるに従って、自然に腕が前方に伸びるようになるでしょう。
ひじをピーンと伸ばそうと意識すると、ひじに負担がかかる場合があるので、軽く腕が前方に伸びるような感じで投げてください。
ボールに真っすぐ力を伝えようとすると、写真のように自然に手のひらが外側を向くかもしれません。
この動きは、あくまで意識せず、自然な動きと考えてください。
ボールを投げるときに、しっかり回転がかかっていると、スーッと伸びていく球が投げられます。
一方回転が不規則だったり、回転数が少ないといわゆる「おじぎする」力のない球になってしまいます。(伸びのあるボールとは参照)
しかし、このボールの回転に関しては、いくら意識してもなかなか簡単に改善することができません。
そこで、このページでは、徐々に回転が安定し力のあるボールを投げられるようになるよう、段階を踏んだ練習方法を紹介します。
真っすぐ投げる感覚は、言葉で教わることはできません。自分で感じ、自分の感覚で習得しましょう。
※ 真っすぐのイメージ作りのために最初はひじを曲げたまま軽く投げてみましょう。
体重移動や体の回転を省いているので、腕の軌道が真っすぐになり、目標に向かって「真っすぐ縦回転のボールを投げるイメージ」を作りやすくなっています。
(参照 目線によるずれ)
体重移動や体の回転を省いているので、腕の軌道が真っすぐになり、目標に向かって「真っすぐ縦回転のボールを投げるイメージ」を作りやすくなっています。
(参照 目線によるずれ)
●1 指先から離れる感覚をつかむ
●1の握り方
中指と親指だけでボール(スピナー)を握り、両ひざをついて正面を向いたまま、ひじを90度に保ったまま前ページのレッスン同様の動きで、実際にボールを投げます。 最初は近距離で軽く投げる
3回ぶらぶら前後に腕を振った後、4回目に実際にボールを投げてみましょう。
スピナーを使うと自分の回転がわかるため、手の感触と視覚の両方から、改善することができ、より効果的です。
前ページ同様に、MFTスローマックスをつけることで、力まずひじを安定させることができます。
最初のうちは、近い距離で、軽く投げることから始めましょう。
ボールに力を伝えようと、自然に腕は伸びるようになりますが、軽く投げるstep1の段階では、ひじは軽く曲がったままでかまいません。
「腕の力を抜いて、真っすぐ回転するボールを投げられる」ようになることを最優先して、フォームや球速はこだわる必要はありません。ボールの回転が安定してきたら、次のステップに進みます。
ボールに力を伝えようとすると自然にひじは伸びるようになりますが、軽く投げる段階では、ひじが曲がったままでも自然に伸びてもどちらでもかまいません。
真っすぐのイメージ作りのために、まずはひじを曲げたまま軽く投げる練習を行ってください。
(自然に少し伸びるくらいが上腕の位置が肩甲骨面におおよそ真っすぐになるためちょうどいいのです。)
あえて不安定な握りのため、最初は難しく感じるでしょう。
しかし、この練習を繰り返し、右にずれたとか、左にずれた、真っすぐいったという「感覚」をしっかりと頭に残すようにしてください。
「感覚」は人から言葉で教えてもらうものではなく、自分で感じて覚えていくものです。
動きを制約して、ボールの回転に集中できるように考えられた練習法です。右や左にずれたときの感覚を覚えておくと、後に切れのいい変化球を習得する際に役に立つことでしょう。
●2 人差し指を意識する
●2の握り方
最初は人差し指を離してボールを握り、リリースの直前に人差し指をボールにつけて投げます。 人差し指を最初は離しておくことで、人差し指に意識が集中し、人差し指へのボールのかかりが良くなることを狙っています。
投げづらい選手は、リリースの時点ではなく、少し早めにテークバックのあたりから人差し指をボールにつけてかまいません。
人差し指を意識しながらも、一番大切なのは、スピナーが縦回転のまま真っすぐ投げられることです。
5~10mくらいの距離であくまで力まずに行いましょう。 この投げ方で回転が安定してきたら、次のステップに進みます。
●3 ワンバウンドで投げる
普通の握り方
ワンバウンドで投げる
自然に腕が伸び、
手のひらが外を向く
自然に腕が伸び、
手のひらが外を向く
ボールの回転が安定してきたら、徐々に距離を離していきましょう。
力を入れるより、真っすぐ回転するボールを投げることを優先して下さい。
距離が離れるに従って、自然に腕が前方に伸びるようになるでしょう。
ひじをピーンと伸ばそうと意識すると、ひじに負担がかかる場合があるので、軽く腕が前方に伸びるような感じで投げてください。
ボールに真っすぐ力を伝えようとすると、写真のように自然に手のひらが外側を向くかもしれません。
この動きは、あくまで意識せず、自然な動きと考えてください。