投手の球速をアップさせるために、アメリカでシーズンオフに高校生〜大学生の選手を複数のグループに分け、6〜12週間後の球速の変化を見た実験があります。
この実験は、スピードアップのために旧ソビエト連邦の陸上選手が取り入れていた練習方法を参考にして行われました。
実験の結果から、重いボールと軽いボールを計画的に織り交ぜて投球練習に利用したグループがもっとも効果があり、球速が5〜10%アップしました。
スピード能力を高めるためには、筋力アップとともに、神経系のトレーニング(筋肉の反応を速くする)を合わせて行うことが重要だと言われています。
重いボールが筋力アップにつながり、軽いボールが神経系(速く動くためのノウハウの蓄積)につながり、相乗効果で球速アップが図れるということです。
〜 旧ソ連のスピード練習を元に 〜
旧ソビエト連邦の陸上選手はスピードを高める目的として、軽い負荷と重い負荷を織り交ぜたトレーニングを行っていました。
このトレーニングは、次の3つの理論に則して行われていました。
a. 変化のある負荷をかけたトレーニングを行うと、パワーの改善が促進される。
b. 異なる負荷の強度の設定は、通常の負荷の5〜20%の範囲におさめる。
c. 異なる負荷と、通常の負荷のトレーニングを行う割合は、2:1が最も効果が大きい。


