第12回 2018サマーキャンプ in 埼玉 (南三陸町応援合宿)
キャンプの様子を紹介します。

身体の使い方

平岩氏は数多くの現役プロ野球選手の指導をしている経験から、野球の上達に必要な、柔軟性、バランス、力の伝え方など、身体の使い方が良くなる、様々な動きを教えていただきました。
もちろん、専門分野である、走力向上の面でも様々なコツを伝授していただきました。
平岩さんの掛け声とともに、一本一本選手たちの動きがどんどん変わっていく姿に驚かされました。
練習の様子


基本を大切にすることによって、本当にギリギリのプレーの際に、簡単にバランスが崩れなかったり、正確に体をコントロールできたり、0.1秒早く送球できるようになったり、将来の精度の高い安定したプレーにつながります。
プロが大切にしている「基本」を続けることによって、本当に高いレベルのプレーが必要になった時にその大切さにあらためて気づくでしょう。
特別講習

どのような目標を持ち、どのようにしてその目標に近づいていくか、色々考えさせられるお話でした。
二日目の夜は、平岩氏に、身体の使い方、バランス、実戦に即した腹筋の使い方などをご指導いただきました。
子どもたちは、自分ではまっすぐ立っているつもりでも、左右の足を入れ替えるときに身体の中心がずれることに気がつき、不思議がっていました。
中心がピタッとずれない平岩氏の動きに子どもたちは感心していました。
キャンプ中の生活

朝の散歩から、練習の準備、荷物の整理など、同じ部屋の子ども同士で互いに助け合いながら、自分たちで考え、行動をします。
バーベキューも大人が用意するのではなく、子どもたちが自分で考え、工夫して楽しんでいました。
みんなで一緒に考える映像による指導

単に選手の動きを指摘するのではなく、選手が何を意識してプレーしているかを必ず確認し、選手の持つ固有の動きであれば、それが将来長所になる場合もあるので、特に小学生は無理に直さない場合があります。
一方、選手が指導者からの言葉など、何かを意識しすぎることで生じている動きのずれがある場合は、そのままだとより大きな欠点になる可能性があるため、翌日の練習ですぐに修正します。
「選手の本来の動き」を重視し、「無理に作られた動き」ではなく、(筋力や経験、バランスなどの)成長とともに、自然に身につく動きが大切です。
「無理に作られた動き」とは、例えば、「前で打つ」ことを意識するあまり、体が前につっこむようになっている場合などです。
(参考ページ 同じ言葉を繰り返す、教えすぎの弊害 )
何年も続けて参加している選手は、一つ一つ課題をクリアして、成長している姿がわかります。
また、中学生になると、どのポイントを講師が見ているかが理解できるようになり、選手同士で指摘しあう姿も見られます。 講師の言葉に対し、選手が皆で考え、プレーに活かす貴重な時間となっています。
閉校式の様子

施設



主催 | NPO法人 日本少年野球研究所 |
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共催 | 有限会社 エム・エフ・ティー |
日時 | 8月13日(月)~15日(水) 2泊3日 |
会場 | 小鹿野町総合運動公園野球場 埼玉県秩父郡小鹿野町大字飯田 |
宿泊施設 | 小鹿荘 埼玉県秩父郡小鹿野町三山243 TEL 0494-75-0210 |
講師 | 大川 章
元ヤクルトスワローズ 投手
佐藤 洋
元読売巨人軍 捕手・内野手
森 博幸
元西武ライオンズ 内・外野手
平岩時雄
平岩スポーツコンサルタント
古木克明
元横浜・オリックス 内・外野手
敬称略
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当初、講師を予定していた渡辺俊介氏が、所属されているチーム事情により、今回のキャンプは不参加になってしまいました。直前の変更により、参加される皆様にご迷惑をお掛けして申し訳ございません。
急遽、新しい講師として、古木克明氏をお招きしました。スケジュールの関係で、13日と15日のみの参加になります。直前に講師が変更になったことを、重ねてお詫び申し上げます。 |
アクセス | 電車の場合 上越新幹線・高崎線「熊谷駅」より無料送迎バスにて70分 車の場合 関越道「花園IC」→国道140号(寄居・長瀞方面) →国道299号(小鹿野・志賀坂方面) →小鹿野町内「黒海土バイパス前」交差点を通過 →三田川小学校の1.5km先右側に小鹿荘 ※ 球場は「黒海土バイパス前」交差点そば 小鹿野町総合運動公園 |
スケジュール | 8/13 8/14 8/15 |