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投げる > 投げ方改善プログラム > 強い球とコントロールの両立

STEP3-2 強い球とコントロールの両立

●3 腕の力を抜き、軸を意識して投げる
軸を意識してでんでん太鼓のように投げてみるでんでん太鼓
普通に投げてみる
真っすぐ投げる方向に力を伝えるイメージで投げられるようになったら、普通の投球フォームで投げてみましょう。

でんでん太鼓のように、安定した軸の回転によって腕を振る意識で投げてみてください。

ムチのようにしなる投げ方ができると、リリース直後に一瞬ひじが曲がった形になりますが、リリースからはしっかり腕を伸ばして投げる方向に力を伝える感覚で投げましょう。

うまくいかない場合は、ひとつ前の段階に戻ってチェックし、繰り返し練習することで、一つ一つの技術を身につけていくと良いでしょう。

以下に、「軸について」、「根元を意識しながらの先端の安定のさせ方」、そして「リリース時の一押しの考え方」の説明を載せています。

より高いレベルを目指す際に、参考になると思いますので、ご一読ください。

軸について (一流投手の秘訣)

むちのしなるような投げ方
投げる腕と反対側に軸
軸を中心に体を回転することで、腕に余計な力が入ることなく、先端が加速されながら、ムチのように腕を振ることができます。コントロールも安定します。
一流の投手の動作を分析すると、投げる腕と反対側に体の回転軸があるそうです。

絵を見てもらえばわかりますが、しなるムチの長さがより長くなり、回転軸がしっかりすることで、より速く、コントロールも安定させやすくなります。

「体全体で狙ったところに投げるとコントロールが安定する」という言葉を聞いたことがありませんか?

これはまさしく、軸を中心に体を回転させ、体の回転によって、腕が振られるという投げ方の事を指しています。

根元であやつりながら、先端を安定させるために

小手先でコントロールを操作しようとすると、ちょっとした操作で大きくボールの行方が変わってしまいます。

その反対に、先端から離れた体の軸の部分を意識して動くことで、動きが安定します。

でも、一見、投げ縄のように根元の操作だけではコントロールが難しそうなイメージがあるかもしれません。

実際には、小手先の場合は、日によって安定しませんが、肩甲骨が動く根元の操作は一度感覚を覚えると安定します。

指先の意識をあまりしなくてもリリースを安定させるのに、リリーストレーナーをおススメしています。

ボールを正しく握ることも大切です。

最初のうちは、リリーストレーナーにリリースの安定をまかせ、根元の操作の感覚の習得に専念することで、より早く安定したコントロールを実につけることができます。
リリースの瞬間「最後の一押し」
スローイングセット
プロの投手の中には、「リリースの瞬間にボールを握りつぶすような感覚」とか、「強く指ではじき出す」といった表現する選手がいます。

腕の振りが加速された後の、リリースの瞬間に指先に力を入れることで、強いボールを投げているのです。
(手首は意識して動かしてはいけません。)

だた、このリリースの瞬間の力を入れるタイミングが少しでも早くなると、高めに浮いてしまったり、腕を振る速度が十分に加速されずに伸びのない球になってしまったりします。

よく「力んでしまった」というのは、このリリースよりも早く力が入ってしまった場合のことです。

力をつたえる一瞬のタイミングの精度が上がることで、より高いレベルの投手になれるでしょう。

次ページ以降で、ここまで紹介した練習の意味を説明しています。
より深く理解するために、ぜひ目を通してください。
●「無意識の動きの改善
●「柔軟性を高める
●「まっすぐのイメージ作り
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