スタート一歩目のコツ
本文は、ベースボールクリニックに掲載した内容です。(2006年5月号)
一歩目のスタートをほんの少し改善すると、打球を追いかけるのが非常にスムーズになります。今回はそんなコツを紹介します。
ここでは右斜め後方の打球について説明します。
また、先ほどの説明のように、一歩目を沈むような感じでスタートすることも大切です。
【悪い例】
下の2枚の写真のように肩と足の向きが落下地点を向いていない場合、動こうとする方向への力が一致せず、バランスが崩れやすくなります。
結果的に素早い加速ができず、落下地点からずれた方向にスタートしてしまうということにつながってしまいます。
一歩目は低くスタートする気持ちで
打球が自分の方へ飛んできた時に、「来た」という気持ちによって、自分では同じ高さを保ってスタートをしたつもりでも、体が浮いてしまうことがあります。 一歩目は沈むような感じでスタートするようにしましょう。そうすることで、高さを保ちながらスムーズにスタートすることができます。斜め後方の打球
斜め後方の打球の場合、落下地点までできるだけ最短距離を通るために、スタートの姿勢が重要になります。ここでは右斜め後方の打球について説明します。
● 肩と足の向きを一致させる
ポイントは、一歩目の踏み出す足(つま先)と右肩を両方とも落下地点の方向を向くようにすることです。また、先ほどの説明のように、一歩目を沈むような感じでスタートすることも大切です。
【悪い例】
下の2枚の写真のように肩と足の向きが落下地点を向いていない場合、動こうとする方向への力が一致せず、バランスが崩れやすくなります。
結果的に素早い加速ができず、落下地点からずれた方向にスタートしてしまうということにつながってしまいます。
ステップする足だけを向けて、右肩が落下地点の方向を向いていない
右肩は向いていてもステップする方向がずれている