前に出る打球3 ~3方向の練習をする~
本文は、ベースボールクリニックに掲載した内容です。(2006年1月号)
● 前に出る打球3 ~3方向の練習をする~
三塁線
正面
三遊間
前ページまでの説明を踏まえて、より実戦に近い練習をしましょう。
下の写真のように、三塁線・正面・三遊間のそれぞれの方向で、選手の手前にバウンドする球を投げます。選手はショートバウンドで捕球し、できるだけ少ないステップで一塁に送球します。
打球を追う方向の違いによって、体の使い方が変わってきますので、自然に安定した姿勢を保てるようになるまで繰り返し練習してください。
三塁線
正面
三遊間
最初のうちは、姿勢を立て直すのに時間がかかり多くのステップが必要になる選手が多いことでしょう。
無理に少ないステップで投げようとすると力のない球しか投げられなかったり、バランスを崩して暴投になったりする場合もあると思います。繰り返し行うことで、素早い切り返しや、踏ん張って投げる体の使い方のコツをつかんでください。
次のページで素早く投げるコツをつかむ練習を紹介します。