強い正面の打球を止める
本文は、ベースボールクリニックに掲載した内容です。(2006年2月号)
三塁手はホームから近いため、非常に強い打球を処理する場面も出てきます。
そこで、バウンドが合わない強い正面の打球を止めるコツを紹介します。
しかし、低い打球同様、下半身はやや横向きにして、上半身と下半身の間にひねりを入れると対応しやすくなります。 低い打球同様、上半身・下半身ともに横を向いてしまうと、横に大きくはじいてしまう可能性があるので、注意しましょう。
そこで、バウンドが合わない強い正面の打球を止めるコツを紹介します。
低い打球の場合
● 余裕がない低い打球はひざをついて打球を止めることを優先通常の打球は、動きを止めないためにひざをつかずに打球を処理します。
しかし、低くて強い打球でバウンドを合わせる余裕がない時に限り、ひざをついて打球を止めることを最優先にします。
単純に打球方向を真っすぐ向くより、写真のように下半身を少し横向きにし、左肩を前方向に入れるような感覚で上半身と下半身の間にひねりを入れると、柔らかい対応がしやすくなります。
力を抜いてとっさに柔らかく素早い反応ができるような姿勢で打球を待ちましょう。
写真のように下半身と一緒に上半身も横を向いてしまいますと、逆に捕球が難しくなり、仮に体で止めたとしても横に大きくはじいてしまう可能性があります。
高い打球の場合
高い打球の場合、低い打球と違って、ひざはつきません。しかし、低い打球同様、下半身はやや横向きにして、上半身と下半身の間にひねりを入れると対応しやすくなります。 低い打球同様、上半身・下半身ともに横を向いてしまうと、横に大きくはじいてしまう可能性があるので、注意しましょう。